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【観劇レポ】花組芝居『KANADEHON忠臣蔵』アフタートーク [花組芝居]

今回は千穐楽を除く11公演に座長のアフタートークが設定されてました。
毎回一段ずつで十一段までを語ってくれるんですね。
私が行った日は十段目でした。

カーテンコールに姿が無かったので
トークの準備だとは思いましたが
幕が下りたあとジーンズにデニムシャツとデニムジャケットと言う
上から下までデニム素材で登場。
語り始めて暫くして
「あ、初めていらした方、戸無瀬をやってました役者です。」って挨拶してました。
最後だけ出てきて話してったアレは誰だ?
って言われたら困るからって挨拶だったらしいです。

座長も話してましたが、十段目と二段目は何故か上演されない。
確かに舞台やスカパー!の放送でも十段目と二段目って観たことないですね。
上演されないから確立された型がない。
なので想像で演出する部分も多いとか。

でも十段目の主人公である天河屋義平。
彼の「天河屋義平は男でごさる」のセリフは有名。
舞台では上演されない段も映画やドラマでは出てくるんですね。
討ち入り前に蕎麦を食べるシーンの記憶がある人も多いのでは? 

今回の舞台でもそうですし、
最近の忠臣蔵でも増えてるそうですが、
十段目から丁稚の伊吾(いご)が欠落しているのだそう。
座長も言葉に困ってましたが、伊吾は白痴。
一時、そう言う人達に対して「伊吾だなぁ」って言った事もあるそうで
不適切と言う理由で消えたキャラなのでしょうか。
今度、昔のドラマでどんなキャラかチェックしてみようと思います。

客席からの質問を2つ程。

「戸無瀬でなければ何役をやりたかった?」に対して
「塩谷判官。前半大変ですが、後半出てこないから。
由良助は好きな役で出番は少ないんだけど、
出てくる度に衣装が違い引っ込んでる間
着替えばかりで大変だからイヤ」
嫌な理由はソレかい(笑)。

「歌舞伎オタクなので、判官のイメージのこだわりがあるので
ちょっとした動作や台詞に『そうじゃないわよっ』って
厳しく稽古つけちゃったから・・・大変だったと思う」とは言ってました。
歌舞伎オタクな演出家にガミガミ言われた結果が
あの大介くんの判官なのね・・・納得です。

「誰のおかるが一番好きですか?」
すごーく悩んでましたね。
悩みに悩んで「浮かばないなぁ」って(笑)。

「もっと早く生まれてたら、若くて綺麗だった頃の
歌右衛門さん観たかったな」とは言ってました。
「僕が観たときは既にシワが…ね」って(苦笑)。
「子供の頃、女形は全部歌右衛門だと思ってた。」とか。
「『歌右衛門キレイだなぁ』って舞台を見てると
隣の席のオジサンが『歌右衛門も年になったなぁ。
昔は綺麗だったのになぁ』 って呟いたりして。
『そうなんだぁ』って思ってたけど
昔の写真見ると確かにキレイなんですよね。
だからキレイだった頃の歌右衛門を見てみたい」と。
話が横道にそれつつも、「おかるはコレって人は浮かばないです。
答えになってるかわかりませんが、良いですか?」と。
浮かばないんじゃ仕方ないですよね。

でも、座長のおかるも観てみたい気がしてきたな。

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