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【観劇レポ】新橋演舞場 [歌舞伎]

今年の初芝居は、新橋演舞場で
『通し狂言 雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)』を観てきました。

イヤホンガイドでは、海老蔵さんのお年玉メッセージが聞けますよ[わーい(嬉しい顔)]

今回は海老蔵さんが1人5役を勤める初の試みに立ち会えた事が嬉しいです。
しかも、オリジナルそのままでは無く、海老蔵バージョン!。

歌舞伎十八番として『鳴神』や『毛抜』などとしては観ていますが、
『雷神不動北山櫻』としては初観劇。
かなり楽しみに劇場へ向かいました。

今回は、定式幕が引かれると裃姿の海老蔵さんの姿が。
3階のあちらこちらから「成田屋っ」と声がかかります。
話が長く難解な為、口上の形で自ら解説するサービス付きです。
説明が長くなると花道の奥から「まだか~?」と声が。
すると「出番を待つ役者が痺れを切らしたようです」と海老蔵さん(笑)。
残りの解説を済ませるとセリが下がり海老蔵さんは奈落へ、
舞台は居所変わりで不動堂へ変化して舞台が始まりました。
粋な演出ですよね。

裃姿でセリから消え、数分後には不動堂から鳴神上人として登場。
下では着替えにバタバタしてるんでしょうね(苦笑)。


早雲王子は、民百姓の気持ちを理解した良い人そうに登場しますが、
実はストーリーの発端を作った悪人。
花道から引っ込む際に見せる不適な笑みが、いかにも悪人でしたね~。

粂寺弾正は、お茶目なキャラクター。
小姓に近寄りふられ、美人の腰元を口説いてふられ。
その度「お見苦しいところを…」と恥ずかしそうにする所が笑いを誘うんです。
お父様より笑い取ってたかも(苦笑)。
個人的にはジャンボ毛抜が踊る場面が好きです[わーい(嬉しい顔)]


鳴神上人は、龍神を滝に封じ込める程の力が有るのに、
雲絶間姫の色仕掛けに落ち破壊。
最後に鳴神上人が小坊主を投げ飛ばすんですが、
明らかに人形が舞台上を飛んでいきます(笑)。
今回は思い切り投げ飛ばしてましたよ。

安倍清行は百歳を超えたお爺ちゃんですが、相当な女好き。
オリジナルの清行は食にこだわるんだそうですが、
今回は女好きにしてみたんだとか。

光君を彷彿させる風貌で登場し、独特の語り口で笑いを誘います。
女好きを利用されて切られたり、巫女さんに吸い寄せられて出てきたり、
これがホントに女好きに見える。
海老蔵さんの新たな一面を見た気がしました(笑)。

最後に登場する不動明王。
命綱なしでラスベガス仕込みのイリュージョンで浮遊。

1役でも大変なのに5役…しかも1日2回公演もあるしチャレンジャーですよねぇ。
「今回は切って切られ、裁き裁かれ…」と言ってましたが、
怪我しないよう楽日まで頑張って欲しいです。

今年前半は歌舞伎に専念するそうなので、新たな一面が沢山観られるのかな。
染五郎さんと共に海老蔵さんからも目が離せません。
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