『傾く首~モディリアーニの折れた絵筆』を観てきました [演劇]
『傾く首~モディリアーニの折れた絵筆』の初日を観に
赤坂レッドシアターへ行って参りました。
2006年のオープンから気になっていた劇場で
お芝居と共に劇場を見るのも楽しみにしていました。
赤坂と言う場所柄か、入口からロビーまではミルク色にオレンジ系の灯り
劇場内は一転して黒系にグレーの椅子が配置されています。
ランダムにオレンジの椅子が配置されているのが不思議さ倍増。
劇場のサイズは、わずか176席という下北級の小劇場。
舞台は私の膝位の高さですし、一列目と舞台は50センチ程度の距離。
それに2列目までは可動式の椅子席なんですよ(苦笑)。
こじんまりとした空間での観劇って良いんですよねぇ。
なんせダイレクトに役者さんのエネルギーが伝わってきますもん。
音響は素晴らしいとは言いにくい感じでしたけど…小劇場ならOKですかね。
お芝居は、休憩なしの1時間40分。
荻田ワールド全開でした。
でも私…昨年『蜘蛛女のキス』でも思ったけど
どうも荻田ワールドが苦手みたいです^^;。
あまりに消化不良と言うか・・・自分が舞台についていけてないんです。
来週、もう一回観に行く予定にしているので、感想はその後で。
ちょっと感じたことだけはメモ程度に記載していますが。
この消化不良な感覚、どこかであったなぁ?と思ったら
そう花組芝居の「日本橋」を初めて観た時の感覚に似ています。
あれもシアタートラムと言う三軒茶屋にある小さな劇場でした。
【キャスト】(敬称略)
アメディオ・モディリアーニ:吉野 圭吾
ジャンヌ・エビュテルヌ:内田 亜希子
ハイム・スーチン:溝呂木 賢
モーリス・ユトリロ:岩田 翼
ルニア・チェホフスカ:小野 妃香里
レオポルド・ズボロウスキー:戸井 勝海
脚本・演出:荻田 浩一
ユトリロ役の岩田さん、今回は私の中で大ヒットのキャラでした。
最初から最後まで千鳥足と言うか・・・常に酔っぱらい状態。
あの状況でセリフも言わないといけないって大変だと思いますよねぇ。
一歩間違ったら段差を踏み外しそうで観てるこちらがドキドキ(苦笑)。
今回はモディリアーニの絵のモデルで彼を金銭面で援助している
ルニアを演じたのが小野妃香里さん、。
すごくモディリアーニの絵に似ている感じでビックリでしたね。
スリムで首が長くて、あれで首を少し傾けて瞳がなかったら・・・そっくりかも。
ルニアはモディリアーニが好きだったから援助してきたんだと感じました。
モディリアーニの本心はわからないけど・・・。
モディリアーニ役の吉野圭吾さん。
軽めのダンスは入ってましたが、思いっきり歌うとか踊るではないので
ミュージカル中心の役者さんには1時間40分とは言え大変だろうなぁとは思いました。
それでもモディリアーニと言う実在の、それも生前は全く注目もされなかった画家と言う
生き急いだ芸術家を表現出来ていたように思います。
ただ、モディリアーニもイマイチ掴めないんですよね。
やっぱり実在の人物、それも外国の画家になると
凡人以下の私には理解しにくいものがあります。
来週、もう一回観たら感想が変わるかもしれません。
その時、改めて書いてみたいな~とは思っています。
同じこと書くかもしれないし、意見が変わるかもしれませんね。
こんばんわ。
初日に行かれたんですね。
私は2日に観てきます。
初めて最前列が取れました。
とっても楽しみです。
by little_snow (2008-10-29 22:31)
>little_snowさん
niceとコメントありがとうございます。
最前なんて凄いっ!
吉野さんを堪能した暁には
ぜひ感想を聞かせてくださいね。
あまりに消化不良なので1日に再度観てきます。
by 瀬木あおい (2008-10-30 08:01)