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ザ・ノンフィクション(親子・乱歩に挑む~幸四郎と染五郎) [歌舞伎]

この連休は乱歩歌舞伎一色になっちゃいました。

23日にフジテレビの『ボクらの時代』は見損ねてしまいましたが
乱歩歌舞伎を取り上げた『ザ・ノンフィクション』はシッカリ録画。
本日、じっくりと拝見しました。
サブタイトルに「親子 乱歩に挑む~幸四郎と染五郎」とありますが、
今回の舞台は本当にそうだと思いましたね。

東大寺での勧進帳1000回公演の翌日から稽古に突入。
一からなので全てが手探りの状態で、親子での激論が何度も交わされたよう。
二人とも舞台にかける情熱は凄いモノがありますからね~。

一幕と二幕の冒頭では、人間国宝の新内仲三郎氏が登場しますが
新内を使うアイデアは染五郎さんだそうです。
歌舞伎で新内って私は初めて観た気がしますが、
20世紀最後に新内を使った歌舞伎があったとか。
しかし、人間国宝を使っちゃうあたりは流石は高麗屋。

幸四郎さんの演出方法は自分でやって見せること。
初めて幸四郎さんと共演した春猿さんも
「高麗屋のオジサマは、自分でやってくださるから
凄く分かりやすく勉強になります」と話してました。

もう一つの特徴が持っているダメ出しノート。
稽古中に気になった事を凄いスピードでメモし
ダメ出しをしていく姿が番組でも取り上げられていました。

脚色の岩豪友樹子さんは、幸四郎さんら七回のダメ出しをされたそうです。

染五郎さん、今回の見所がワイヤーアクションと早替わり。
ワイヤーアクションは2人の息が合わないと怪我に繋がりますし
早替わりは時間との勝負なので劇場の裏側を駆け抜けるハメに。
今回は早替えと言うことで隈取りはマスクになっていました。

演劇フォーラムで染五郎さんが話してくれたのが
「ファンの方にフィギュア貰ったんですよ…キッスの」って(爆)。
確かにメイクも頭も似てるって言えば似てますね^^;

今回被害者と加害者を演じる染五郎さん。
人間豹の役作りに悩む姿をカメラがとらえていました。
小五郎vs人間豹になるような台詞対決を入れたいと
岩豪さんに台本変更を依頼した幸四郎さん。
これは染五郎さんが人間豹が殺人に至った明確な動機がわからず
役作りに悩んでいる事を見抜いた幸四郎さんの助け舟です。
さすがは親子ですね。

初日の幕が降りた後、楽屋前で染五郎さんの戻りを待っていた幸四郎さんが
「君にしか出来ない役、お客さん喜んでいたね」と一言。
染五郎さんには最高の誉め言葉だった事でしょう。
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瀬木あおい

>ぎぃさん

niceありがとう
by 瀬木あおい (2008-11-26 20:23) 

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