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『夜叉ヶ池(那河岸屋組)』を観てきました(2009/1/12) [花組芝居]

12日に初日を観てきました。
今回は、主要4キャストがWキャストですが
開幕の今回は若手中心の那河岸屋組です。

座長が晃役に大介くんを選んだ理由と言うのが
初演の時に晃を演じた水下さんと今の大介くんが同じ年。
そして、立ち役然とした役者にやって欲しい役だから。
他の劇団などで上演される『夜叉ヶ池』の晃は、華族で理知的と言うイメージが多いけど
座長としては、野に分け入って住みついちゃうんだから無骨な方が良いと思うそう。
だから初演は水下さんだったとプログラムでも語っています。
座長の選択は、初演もそうだけど今回も大当たりでしたね。

休憩なしの2時間半ですが、あっと言う間でした。

ココからネタバレします。




開場は開演の10分前+開演3分は演出の関係で中に入れません。
この理由は、開幕直後に納得。
円形劇場の中心に古びた鐘が一個。

夜叉ヶ池は、山沢学円が回想する感じの作品。
開幕するとCブロックとDブロックの間のドアが開き学円登場。
廊下で学円がスタンバイするから遅刻客は入れないんですね。

学円が帽子を取ると鐘がユックリと上がり、鐘の中から晃と百合が登場。
この狭い中に10分近く二人きり…そりゃギリギリまで開場しないよね~。
しかし、鐘から出てきた百合がベッピンさんで…目がテン。

白雪姫様、那河岸屋さんバージョンは座長。
出てきた瞬間「キレイ~」だけど「可愛い~」。
やはり若手の中で引き締め効果は抜群でしたね。
今回は鏡花のト書きに合わせた白い羅。
良く見たら銀に染めたバレエシューズを履いてました。

夜叉ヶ池は、途中で舞台に数人が上げられてしまうんですが
初日だったせいか関係者の御子様や芸能人が狙われました。
私の席からは、松金よね子さんが視界に入りましたよ。
「あら、この方知ってるわ」と全員お雪様のお知り合いでした。

この時、客席も巻き込み一曲大合唱なんですが
今回は最前列だったので丸川くんから歌詞カードを頂きました。

今回は与十に原川さん。
「ゲストだし~」と遣りたい放題でした。
ザルに入った鯉を持ってるんですが
最前列だったので、どアップの与十に
「シャケじゃないよ~っ」とやられました(笑)。

博徒の伝吉は村田雄浩さん。
「長いよっ」て文句を言いながら紙袋持参で登場。
一応、ひと演技した後で20名様限定でCDを配布、
このCDは渡鬼の挿入歌になっていて、村田さんはキーボードで参加。
シッカリ一枚頂いてきました(^^)
その他に手拭い撒きして去っていきました。
溝さん「宣伝だけして帰って行ったぞ」と一言。
残された役者陣も一瞬呆然でした。


ラストは命を落とした百合に「冥土で待てよ」と抱きしめ
晃が鐘の掟を破る決意を固め学円も同意。
鐘つき棒の縄を切り、直後に晃は百合の後を追います。
あの女房なら後追えるなぁ…(違うだろっ)。
大介くんの晃は勢いがあって、百合が惚れたのも納得のキャラ。

初演の時の水下さんもこんなだったんでしょうね。
あれから18年、50を目前にした水下さんの晃
今から観るのが楽しみになってきました。

最後は、妖怪変化の曲馬団の道行きを見て
学円が入って来たのと同じドアから去っていきました。
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