ミュージカル『シラノ』を観てきました [ミュージカル(東宝)]
今回はクリスチャンがWキャストなので2回観劇予定。
今日のクリスチャンは浦井健治さんです。
5日頃から喉の調子がイマイチなんですが
熱があるわけでもないので劇場へ行ってきました。
とりあえず、保険代わりにマスクと薬は持参。
さすがフランク・ワイルドホーンです。
歌ってる方は大変でしょうけど、聴いてる方は心地よい楽曲に大満足。
CD出ないかなぁ。
【主要キャスト】(敬称略)
シラノ・ド・ベルジュラック:鹿賀丈史
ロクサーヌ:朝海ひかる
クリスチャン・ド・ヌーヴィレット:浦井健治
ル・ブレ:戸井勝海
ラグノー:光枝明彦
ド・ギッシュ伯爵:鈴木綜馬
感想については、あくまでも個人的なものです
まだ開幕してまもないせいか、ちょっとぎこちない気もしました。
こちらでは一幕について話をしてみたいと思います。
なんせ大きな鼻の持ち主ですから水を飲むのも大変で
ちょっと鼻をどけながら水を飲む姿にお客様も笑ってしまいます。
ロクサーヌとシラノがラグノーの店で会うシーン。
ラグノーは菓子職人で詩人なので、店にはお菓子がたくさん。
さらに包み紙には詩がたくさん書かれています。
ロクサーヌのお付きにシュークリームやケーキなどを沢山持たせて
「全部食べるまで帰って来ちゃダメだよ~」と外へ追い出すシラノ。
このお付きが戻ってくると、口の周りにクリームが付いているという
細かいネタもありますが「包み紙の詩もちゃんと読んで」と再び追い出すシラノ。
結局、ロクサーヌが恋した相手はシラノじゃなくクリスチャン。
ショックを受けるシラノがちょっとだけ可愛そうでした。
ロクサーヌがクリスチャンに手紙が欲しいと言ってた事をシラノが伝えると
馬鹿だという事がバレちゃうと悩むクリスチャン。
シラノ一言「君はバカじゃないと思うよ~。
だって馬鹿は自分が馬鹿だとは気付かないけど、
君は自分が馬鹿だとわかっている。それはバカじゃないと思う。」
鹿賀さんの口調のせいなのか、客席も大ウケでしたね。
結局、シラノが代筆する事になるんですが、
代筆を請け負った際にシラノとクリスチャンが歌う曲の歌詞には
シラノとクリスチャンの自慢できるものが織り込まれています。
しかし、クリスチャンの場合は「笑顔」と「美貌」しか出てこない。
それしか自慢できるものが無いということなんですけどね。
また、それで違和感ないのが逆に笑えてしまいましたけど。
シラノの知性とクリスチャンの美貌を貸し借りすることで
ロクサーヌのハートを射止めようという二人の作戦です。
ロクサーヌを目の前にして上手く言葉が出てこないクリスチャン。
あきれたロクサーヌは部屋の中へ・・・シラノに助けを求めたところ、
暗闇なのを利用してシラノはクリスチャンになりきって愛の言葉を語ります。
「あら、まともになったわ」と真面目な顔でつぶやくロクサーヌに笑っちゃいますが。
シラノが自分の気持ちを押し殺しクリスチャンに「上れ、けだもの!」と
梯子を指し示すシーンが割と好きです。
その後、ジャスミンの花に寄り添い淋しそうにしているシラノが可愛そうなんですよね。
ロクサーヌとクリスチャンが式をあげている間、ロクサーヌに頼まれ
彼女の家の前でド・ギッシュ伯爵の時間をかせぐシラノ。
しかも月から落ちてきたと言い張って、歌って踊って伯爵を翻弄します。
どう考えてもすぐにシラノと分かりそうなものなのに
全く気付かないド・ギッシュ・・・あんたっていったい(^^;)。
新婚の2人はクリスチャンが戦地に行く事になったため離れ離れに・・・。
ここで第一幕は幕となりました。
>らみあすさん
niceありがとう
by 瀬木あおい (2009-05-11 20:29)