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「しゃばけ」(畠中恵)【新潮文庫 は-37-1】 [読書日記]

畠中恵さんのしゃばけシリーズ第1弾です。

NEWSの手越祐也さん主演でテレビドラマ化もされました。
病弱な若だんなって感じじゃない気もするが…ま、いいか。

【あらすじ】(裏表紙から抜粋)
江戸有数の廻船問屋の一粒種・一太郎は、
めっぽう体が弱く外出もままならない。
ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。
以来、猟奇的殺人事件が続き、
一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。
若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、
鳴家など妖怪だらけなのだ。
その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。
愉快で不思議な大江戸人情推理帖。
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

甘やかしすぎだろって言うくらい若だんなに甘い長崎屋の方々(笑)。
それは両親だけでなく、若だんなの御世話をする手代も同じ。
どっちかと言ったら手代の二人の方が甘いんじゃないか?と思う事も。
しかし、この手代の佐助と仁吉がすっごい男前で良い味だしてます。
2人ともまぎれもない妖ですけどね。

若だんなの幼なじみの栄吉は、和菓子店「三春屋」の跡取り。
でも、餡子作りが苦手でとんでもない大福を作っちゃいます。
こんなんで三春屋さん大丈夫なの?って感じですけどねぇ。

若だんなに情報を持ってくる日限の親分は、甘いものが大好き。
饅頭を食べに来てるのか、若だんなと話しをしに来てるのか…目的が微妙。

一人息子だと思っていた若だんなに実は兄が居た事が判明して
その兄にこっそり会いに行こうとして殺しの現場を見ちゃったから大変。
若だんなを中心に色々な事件が起き、妖を使って事件を解決。
時に若だんなや妖も怖い目にあったりもしますが
ホラーほど怖くないし、ミステリーと言う程でもなく
時代小説とは言っても武士は全くと言っていいほど出てこない。
時代小説を読まない女性でも読みやすい作品だと思いますよ。


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