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「ねこのばば」(畠中恵)【新潮文庫 は-37-3】 [読書日記]

畠中恵さんのしゃばけシリーズ第3作。

【あらすじ】(裏表紙から抜粋)
お江戸長崎屋の離れでは、若だんな一太郎が昼ごはん。
寝込んでばかりのぼっちゃんが、えっ、今日はお代わり食べるって?
すべてが絶好調の長崎屋に来たのは福の神か、それとも…(「茶巾たまご」)、
世の中には取り返せないものがある(「ねこのばば」)、
コワモテ佐助の真実の心(「産土」)ほか全五篇。
若だんなと妖怪たちの不思議な人情推理帖。
シリーズ第三弾。



今回も短編集。

相変わらず病弱な若だんなですが、今回は絶好調から始まります。
結局、長くは続かず寝込むんですけどね…。

前回は仁吉の思い人について書かれていましたが
今回は佐助の意外な過去が描かれています。
見た目は若くても、人の何倍も生きている妖なんで
色々な経験や思い出があって当然なんですけどね。
ちょっとホロリとさせられてしまう部分もあります。

若だんなの幼なじみ栄吉の妹がお嫁入り。
迷子の子供を拾ったり…不思議な事件が持ち込まれたりします。
今回は余り親分が活躍しないので、少し淋しいです。


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瀬木あおい

>らみあすさん

niceありがとう
by 瀬木あおい (2009-05-16 19:22) 

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