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『兵士の物語』を観てきました [バレエ&ダンス]

新国立劇場で上演中の『兵士の物語』を観てきました。
英国で4年前に上演された作品で、初の海外公演。
作曲は「火の鳥」「ペトルーシュカ」などでお馴染みのストラヴィンスキー。
どうも私はストラヴィンスキーさんと波長が合うようです(笑)。
「火の鳥」ほどは妙な変化はしないんですが・・・どこか変な感じがします。

久々の来日になるアダム・クーパーとウィル・ケンプですが
彼らの踊りを間近で見られると思うだけでドキドキしちゃいます。
彼ら曰く「マシュー・ハートが凄い」とかで
かなり楽しみにしていたマシュー…ほんとに凄い怪演でした(苦笑)。

しかしながら、今日は雨が降ったり止んだりの不安定な空模様。
最寄りのバス停の道路は順調だったからバスで行く事にしたら
隣の停留所の手前で渋滞開始…結局は途中下車で駅まで徒歩。
早めに出たから開場直後には初台に着いたから良かったけど
こんなことなら最初から歩けば早かったです(-_-;)。
今日はハイビジョン対応でメイクしたのに
アダムとウィルに会う前に化粧か取れちゃうよ~。
※ハイビジョン対応が必要な理由は、イベントで接近が予想されるから(苦笑)。

【キャスト】
兵士:アダム・クーパー
ストーリーテラー:ウィル・ケンプ
悪魔:マシュー・ハート
王女/婚約者:ゼナイダ・ヤノウスキー

指揮:ティム・マーレー
演奏:ソルジャーズ・アンサンブル・オーケストラ

舞台上の両サイドのテーブルに、お客様が案内される頃
舞台上にウィル・ケンプが登場し、暫くするとゼナイダやアダムも登場。
指揮者のティムがウィルと同じような格好で舞台をうろつき
ウィルにオケピに押し出されたら物語の始まりです。

最後は悪魔の忠告を破り兵士が国境を越えた為、
再び悪魔が兵士の前に現れ…人生の幕切れ。
いやぁ、分かりやすい終わり方でしたよね。

バレエでも無く、ミュージカルでも無く、演劇でもない。
突然踊り出すし、突然語り出すし、不思議な作品でした。
字幕付きの英語上演ですが、割と短い英語を使っているし
ウィルの英語はイベントの時もそうでしたが聞き取りやすい。
あまり字幕に頼らなくても分かるのは嬉しい限り。

ゼナイダの王女やウィルの王様のコミカルさに爆笑。
マシューの悪魔はコミカルだったり怪しげだったりで
エクソシスト状態には笑ってしまったし、婆さんは不気味さ抜群だった(笑)。
童顔なだけに悪役はギャップがありましたね~。
特に最後の悪魔には「最後が、その格好かよっ」と突っ込み入れてしまいました。
アダムの兵士は、誰もが持つ欲望を思い出させてくれましたかな。

この物語が伝えたかったのは「二兎追うものは一兎も得ず」でしょうか。
「幸せは一つで十分」と言うのが悪魔って言うのが妙な感じですが
あの悪魔は誰の中にも隠れている存在かもしれません。

なかなか楽しめる作品でした。
再び日本で上演される日が来たら…今度こそ通っちゃいますね。

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