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東京バレエ団『ラ・バヤデール』を観てきました [バレエ&ダンス]

久しぶりに東京文化会館に行ってきました。
そう言えば…前に来た時も東京バレエ団でしたねぇ(苦笑)。
しかもマニアックなベジャールの『火の鳥』狙いで(笑)。
あの時は、作品よりストラビンスキーをオケで聴きたいでしたけど。

今回は東京バレエ団では初上演となる『ラ・バヤデール』。
映像では何度か観ている作品ですが、生で観るのは初めて。
ほんとは昨日の水香さん&高岸さんで観たかったけど、
金曜の夜は間に合わないので、
素直に土曜の吉岡さん&木村さんを選択しました。

【キャスト】(敬称略)

ニキヤ(神殿の舞姫):吉岡美佳
ソロル(戦士):木村和夫
ガムザッティ(ラジャの娘):田中結子
ハイ・ブラーミン(大僧正):後藤晴雄
ラジャ(国王):高岸直樹
マグダヴェーヤ(苦行僧):高橋竜太
アヤ(ガムザッティの召使):松浦真理絵
ソロルの友人:柄本弾
ブロンズ像:松下裕次

[第1幕]
侍女たちの踊り(ジャンベの踊り):西村真由美、乾友子
バ・ダクシオン:佐伯知香、森志織、福田ゆかり、村上美香
吉川留衣、矢島まい、川島麻実子、小川ふみ
平野玲、横内国広

[第2幕]
影の王国(ヴァリエーション1):岸本夏未
影の王国(ヴァリエーション2):奈良春夏
影の王国(ヴァリエーション3):乾友子

指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティフィルハーモニック管弦楽団

映像では何度も見ていた作品ですが
生で拝見するのは今回が初なので凄く楽しみにしていました。

いつもは余裕を持って開場前には到着しているのですが
今回は用事を済ませてからの劇場入りだった事もあり
西洋美術館にも寄れず、開場後の到着でした。

今回の席は3階の左端で、私のブロックは最前列にカップルが1組いるだけ。
となりも居ないからノビノビですが・・・舞台の左端が欠けるんですよねぇ。
ぴあで取ったから致し方ないのかもしれませんが・・・。

たぶん、今日が一番ゴージャスなキャスティングでは?と思うくらい
大御所が並ぶ光景は見事としか言いようがありませんでした。
なんせ、ソロルが木村さん、ハイ・ブラーミンが後藤さん、ラジャが高岸さん
これだけ揃ってるのって・・・3日間で今日だけ[がく~(落胆した顔)]

オリエンタル調の作品です。
好みは分かれるのかもしれませんが、個人的には好きな作品です。
休憩を含め約2時間45分の作品ですが
愛を貫いたがゆえに死を選んだニキヤと
ガムザッティの結婚式でもニキヤを思い愛を誓えないソロル。
そんな2人に神々は救いの手を差し伸べてくれたような作品です。
2人には今度こそ幸せになって欲しいなぁと思いますねぇ。


[第一幕]
1場で探しているダンサーの方がいたのですが
「たぶん・・・アレだろうなぁ?」とは思ったものの
動きが激しすぎてオペラグラスでは追い切れず
確信が持てないままに消え去って行きました(^^;)。
しかし、苦行僧の方達ってば凄い衣装。
あの位着ていないのは、四季のジーザス位でしょう(笑)。

美佳さんのニキヤは繊細と言うか儚げな感じがします。
和夫さんのソロルは、戦士と言うキャラですから逞しく
ニキヤを思う気持の強さを凄く感じます。
一緒に踊る姿は本当に絵になる。

田中さんのガムザッティもソロルを思うあまりの強さが
逆に美しくもあったりします。
ニキヤとガムザッティが喧嘩するシーンなんて
女だけに気持ちがわかる部分もあったりします。

3場でも探しているダンサーの方がいたのですが
あまり動きが激しくなかったため、腕の使い方で発見。
「たぶん」と思いオペラグラスで確認したところ御本人でした。
いやぁ・・・主役じゃない人って探すの大変です。
複数人キャスティングだと出るかが賭けだったりするしねぇ。

[第二幕]
左が欠けてしまうこの席・・・ソロルのベットが右角がチラリと見える程度。
ほとんど舞台上に無いと言ってもいい状態。
マグダヴェーヤなんて、ベットを超えて出てこないと居るのすらわからない。

ここはコール・ド・バレエが観たかったのですが
さすがは東京バレエ団だけあって美しかったです。
これだけの人数が一糸乱れず踊るって凄いですよねぇ。

[第三幕]
幕があがると巨大な仏像の前に黄金の人が・・・。
この作品に欠かせないブロンズ像。
ブロンズなのに何故金色なのか?疑問ではありますが。
松下さんのブロンズ像は凄く可愛らしい動きを見せます。
そんなに出番は長くありませんが、呼吸できなそうですよねぇ。

ここでも探しているダンサーの方がいました。
動きが今までで一番少ないため、腕使いや脚使いで探せないんです。
仕方がないので、狙いを定めて最初からオペラグラス越しにチェック。
最後の最後に「あ~~~っ 居たっ!」と発見でした。
いやぁ見つけられて良かったです~。

どの舞台でも主役が御贔屓のダンサーとは限りません。
後ろの方にも目にとまるダンサーの方がいらっしゃるんです。
いつか前の方に出てきてくれることを願いながら
今日もオペラグラスで探してしまう自分がいます。


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コメント 2

Elie

興味が皆無というわけではなかったのですが、あまりぴんと来なかったこともあり、今回は見合わせました。質の高い舞台になったことが窺えます。次があったら観に行こうかしら。。

この作品が発表された際に、絶対に確定だろうと思ったのは、松下さんのブロンズです。(やはりその通りになりました^^) 彼だけは観てみたかった…

最近、若手の成長が著しいバレエ団、彼らを配した古典全幕ものも観たいとは思うのですが、東宝や四季に踊らされて(笑)スケジュールがあまりかみ合いません。。

今いちばん観たいのは、「M」です!
by Elie (2009-10-03 22:56) 

瀬木あおい

>Elieさま

コメントありがとう(^^)

初演でしたし、正直「どうかな?」と言う気持ちもありましたが
予想以上にクオリティの高い仕上がりでしたよ。
特にコール・ド・バレエは見事でした。
ほんとに若手の成長が著しいバレエ団だと思いますね。

最終日は八木さんですが、初日と中日は松下さんのブロンズ像。
カーテンコールまで金色で愛嬌を振り撒く姿は可愛らしかったです。
後ろの仏像の存在を忘れたくらいですもん(笑)。
次回はぜひ観てみて下さいね~。

「M」は私も観てみたい一作ですが
なかなか上演されませんね。
by 瀬木あおい (2009-10-04 00:16) 

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