国立西洋美術館の企画展+常設展を見てきました [展覧会]
まだ開場まで時間があったので
久々に国立西洋美術館へ
寄ってきました。
どんだけ美術館巡る気だ?と
言われそうですが
バレエが無ければ1日中
行けるだけ巡ってると思います(笑)。
まずは企画展の『古代ローマ帝国の遺産―栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ―』
そのあと、企画展のチケットで入場可能な常設展へ。
今回は常設展内で『ローマ 未来の原風景 by HASHI』が開催中でした。
常設展の入場券で一緒に楽しめるので得した気分です。
向かいの東京文化会館の開場時間も気にしながら
大好きなドルチの絵の前で誰に邪魔される事もなく長居。
(来年の手帳は表紙にハガキを入れてデザインチェンジが出来るので
お気に入りのドルチの絵のハガキを表紙用に購入しました)
3年ぶりの西洋美術館は常設展の収蔵品が増えたり
展示エリアが少し変わったりしていましたが、ゆっくり出来ました。
『古代ローマ帝国の遺産~栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ~』
西洋美術館のサイトによれば
人類史上、比類ない長さと広さを誇った古代ローマ帝国。
本展では、帝国の誕生から繁栄の極みを、美術品と考古資料で紹介しながら、
ほぼヨーロッパ全土に栄光を維持させた秘密に迫ります。
ナポリ国立考古学博物館をはじめイタリア各地に所蔵される
魅力的な作品約120点による、かつてない規模と充実した内容となっています。
という記述がされていました。
実際に見た展示は、大理石で作られた大きな像も多く
予想よりもしっかりと形が残っている状況でした。
中にはブロンズなどで出来ていて、目がガラスのような
宝石のようなもので出来ているものがありました。
当時、これだけの技術があったのかと感心してしまいましたね。
また、この像が美人なんですよ~。
フレスコ画も何枚か展示されていましたが、予想以上に綺麗でした。
最後の晩餐がウッスラとした状態になっていたように
フレスコ画は薄くなってしまうものだと思っていただけに
薄いながらも絵が判別できる状況に感動でしたねぇ。
中には、使われている状況を再現したような展示もあったり
一部分が無くなってしまっていて「ここには何があったのだろう?」と
ちょっと思いを巡らせてしまうものもありました。
あまり広い会場ではないので40分ほどで回れてしまいましたが
私には興味深い展示でした(^^)。
『ローマ未来の原風景 by HASHI』
西洋美術館のサイトによると
ニューヨークを拠点に世界で活躍しているHASHIこと橋村奉臣氏による、
ローマに取材した作品約50点を紹介します。
HASHIGRAPHY(ハシグラフィー)と命名された独自の手法によって制作された
橋村氏の作品は、汲めども尽きぬ永遠の都ローマの魅力を
生き生きと映し出すとともに、私たちを果てしない時間の旅へと誘います。
という記述がされていました。
新館2階の常設展示を出た奥の方に版画素描展示室で開催中。
常設展を出たところに1階への階段があるので
意識していないと気付かない可能性もあるかもしれません。
わりと薄暗いライティングの中にモノトーンのパネルですしねぇ。
実際に私が行った時もお客様は3人ほどでした。
私が居る間にも余り人の出入りはありませんでしたねぇ。
会場内はすご~~~くライティングが暗めに設定されていて
作品の下にある番号すら見ようとしなければ見えない感じでした。
モノトーンの写真と絵画を融合させた凄く不思議な作品です。
薄暗い感じが作品だけが浮き上がることもなく、
全体的に色々な風景を見ながら考えるには丁度良いのかもしれません。
ローマにある歴史的建造物や現代のバールなどの写真に
上から筆で絵を重ねて描いたような作品が並びます。
しかし、これが落書きのように書かれているのに写真の邪魔をしておらず
なんとも良い感じのフレームに見えてしまうから不思議です。
会場内には作品を見て感じた事を書けるようメッセージ用ノートが置かれていました。
なかなか独特の作品だったので、気に入ったもののハガキを何枚か購入しました。
絵でもなく写真でもない、不思議な作品を体験してみては如何ですか?
常設展だけなら500円弱で松方コレクションと共に楽しめますよ~。
>takagakiさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2009-11-08 18:45)