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東京バレエ団『くるみ割り人形』を観てきました [バレエ&ダンス]

東京バレエ団の『くるみ割り人形』を観に
上野の東京文化会館へ行ってきました。
本日は、久々に高校の同級生を誘い、上野で群馬の友人と合流。
開場前の時間を利用して、ランチをしなからバレエ談義を楽しみました。


【キャスト】(敬称略)
クララ:アリーナ・コジョカル
くるみ割り王子:ヨハン・コポー

【第1幕】
クララの父:柄本武尊
クララの母:井脇幸江
兄フリッツ:井上良太
くるみ割り人形:高橋竜太
ドロッセルマイヤー:木村和夫
ピエロ:松下裕次
コロンビーヌ:岸本夏未
ムーア人:中川リョウ
ねずみの王様:平野玲

【第2幕】
スペイン:奈良春夏-後藤晴雄
アラビア:西村真由美-柄本武尊
中国:佐伯知香-中川リョウ
ロシア:田中結子-松下裕次
フランス:村上美香-河合眞里-宮本祐宣
花のワルツ(ソリスト):矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、小川ふみ
長瀬直義、梅澤紘貴、安田峻介、柄本弾

その他:東京バレエ団所属アーティスト

指揮:デヴィッド・ガーフォース
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
児童合唱:東京少年少女合唱隊

まずはクララの家に向かうお客のシーン。
子供たちだけの場合もあれば、大人たちだけのグループも。
年寄りを含めた一家もいたりなんかしてバリエーションは豊富。
なんでその状態?って人もいたりなんかしましたし。
ただ、クララの家が・・・幕でしたけど。
※私が観たキーロフもKバレエもクララの家は出入りできるので。

クララの家のパーティーのシーン。
ちゃんと家族と言う設定が出来上がっていて、
男同士、女同士、夫婦や家族での会話をしているような
ちゃんと見えない所でも演技しているんですよねぇ。
台詞は聞こえてこないけれどオペラグラス越しに
こんな会話してるのかな?なんていう想像をしてみたりして。

来た時と同じようにクララの家から帰る時も
ちょっと変化はしているのですが「なんで?」って人が何人かいました(笑)。

クララのアリーナ・コジョカルは出てきた瞬間から可愛いの一言。
フリッツやドロッセルマイヤーと踊るシーンでも目が釘付けでした。
ポアントの音がほとんどしないんですよねぇ・・・不思議です。

ドロッセルマイヤーは風貌も怪しいのですが、
今までで観た中では一番色っぽいかもしれません。
ピエロやムーア人、コロンビーヌらを操ったり
壊れてしまった人形を一生懸命動かそうとしたり
どこか子供たちのアイドル風でもあり怪しげでもあり。
和夫さんですし、コジョカルと踊るシーンは見ごたえ十分。
しかし・・・すごいジャンプ力ですよねぇ。
一幕しか出てこないのはチョット残念です。

ねずみと兵隊の闘いは、細かいところまで考えられていて
兵隊がちゃんと馬に乗って登場したりするし。
でも、一幕でねずみの王様がやられてしまうのですが
二幕の初めには三角巾で腕を吊って登場し
部下をバシバシ叩いていたりするのには笑ってしまいました。

雪の国の場面で、今回はコールドが転倒。
すぐに立ち上がって踊り始めたので大丈夫だったのでしょうけど
一歩間違えたら怪我に繋がるだけにヒヤっとしましたね。


お菓子の国では、スペインでベテランの晴雄さん登場。
やはりスラリとした長身なので目立ちますしカッコイイ。
中国はKバレエに風貌が近いかもしれませんね。
すごくキュートな振りで踊る姿は可愛いの一言。
フランスは同じワイノーネン版のキーロフでは子供が踊ります。
今回は大人ですから同じような振りでもイメージが違うんですよね。

花のワルツでは大人数だからこその華やかさがあります。
そのまま王子と姫のパ・ドゥ・ドゥに。
やはりコポーとコジョカルは魅せてくれましたねぇ。
もう説明なんていらないくらい綺麗で見とれてしまいます。
「これが観られるだけでも~」って感じですよねぇ。

千穐楽だったこともあり、何度も繰り返されるカーテンコール。
さすがに総立ちにはなりませんが、会場からは惜しみない拍手が。
くるみ割り人形好きの私としては満足の舞台でした。
初のワイノーネン版でしたが、意外にシットリとしているというか
どちらかと言うと大人っぽい作品のような気がしましたね。


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