『御名残三月大歌舞伎 第二部』を観てきました [歌舞伎]
残りわずかになった
歌舞伎座へ行ってきました。
今月は納涼歌舞伎と同じ
三部制での興業です。
※今回の写真は携帯撮影。
カウントダウンも残り49日です。
一、菅原伝授手習鑑~筆法伝授
菅丞相:仁左衛門
園生の前:魁春
戸浪:芝雀
梅王丸:歌昇
荒島主税:松江
腰元勝野:新悟
局水無瀬:吉之丞
三善清行:秀調
左中弁希世:東蔵
武部源蔵:梅玉
二、弁天娘女男白浪
弁天小僧菊之助:菊五郎
南郷力丸:吉右衛門
忠信利平:左團次
伜宗之助:菊之助
鳶頭清次:團蔵
浜松屋幸兵衛:東蔵
赤星十三郎:梅玉
日本駄右衛門:幸四郎
菅原伝授手習鑑でも「筆法伝授」は、録画も含めて今回が初。
この段の話すら知らない状態でした(^^;)
簡単に言えば、ある事件が元で菅丞相の御屋敷を勘当された源蔵。
その源蔵に菅丞相が「勘当と伝授は別」と筆法伝授されると言うもの。
(ちょっと省略しすでしょうか(笑))
今回三階からオペラグラスで観ていたところ
源蔵が書を書いている場面、筆は動いているものの字は書かれていない。
でも・・・よくみると薄らと文字が見えているんですよね。
どうするのか?と思っていたら、書き終わった時点で一枚下のものを出すことで
いかにも書いたように書が出てくると言う仕掛けになってるんですね。
源蔵の邪魔をする希世ってば・・・子供みたいと思っていたら
最後は源蔵が寺子屋で子供をお仕置きするように
文机を背中に背負わせられてしまうという状況に。
最後の場面で、菅秀才を預かり自宅へと帰る源蔵夫婦。
これが後の寺子屋の段に繋がっているんですねぇ~。
なかなか観られない段ではありましたが、面白い作品でした。
弁天娘女男白浪。
久々に菊五郎丈の弁天小僧を拝見しました。
もう当たり役と言っても過言ではないのですが
さすがに菊五郎丈も年になったなぁという感じではあります。
浜松屋と言う呉服屋へ女に化けて行くのですが
ゆすりに失敗し、男だと言うことがバレてからの変貌ぶりが面白い作品です。
特に菊五郎丈はコメディっぽい要素たっぷりに男へと戻っていくんです。
後ろにいる人たち、笑いが止まらなくなることは無いのでしょうか?
「知らざぁ 言って聞かせやしょう・・・」の台詞でお馴染みなのですが
個人的には稲瀬川の段より浜松屋の段が気に入っていて
やはり菊五郎丈の弁天小僧が今のところ一番だと思っています。
歌舞伎座建て替え前に拝見できたことは大変うれしい事ですね。
(いつも夜の部での上演が多く、最近は録画で観ることの方が多かったので)
>りぼん様
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-03-13 21:31)
>今造ROWINGTEAMさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-03-14 15:30)
>まるこさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-03-14 15:31)
>岸田法眼さん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-03-14 15:31)
>江州石亭さん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-03-14 15:32)
>沙羅朋さん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-03-14 15:32)