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「天地明察」(冲方丁)【角川書店】 [読書日記]

2010年の本屋大賞を受賞し、第31回 吉川英治文学新人賞受賞作
冲方丁さんの『天地明察』を読みました。
受賞のニュースと共に購入したのですが、
合間に読んでいた為、チョット時間がかかりました。
あと少しだからと夜更かしして読みきっちゃいました。
明日ツラいのにね~(^_^;)。



【あらすじ】(帯より転載)
江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。
ミッションは「日本独自の暦」を作ること。
碁打ちにして数学者 ・渋川春海の二十年にわたる
奮闘・挫折・喜び、そして恋!!


時代小説ですが剣豪は一切出てきません。
主人公の春海がいかに算術好きかと言うことが伝わり
他にも算術好きが山のように登場してきますが
どの方も凄く人が良いと言うか…算術バカばかり(笑)。

色々な人の後押しで改暦に関わることになり
挫折も経験しながら自分の夢を掴む春海の姿が
実にイキイキと描かれています。
春海は、すごく周りの人に恵まれていて
特に和算を造り上げた関と後妻のえんの力は
春海の背中を力強く押してくれていたと思います。

えんさんの「約束の期限まで○年ですからね。旦那様」
と言う一言が、春海の力になっていたことは確かで
出会った時から結ばれる運命の二人だったのでしょう。

他にも彼らがいたからこそ春海は改暦を成し遂げられた
そういう協力者が沢山登場します。
最後の詰めは、いかにも囲碁打ちならでは。
久々に読後に「春海さん、良かったね~」と言う
清々しい気持ちになれる一冊でした。

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コメント 7

瀬木あおい

>yanさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-06-29 08:06) 

瀬木あおい

>こず様

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-06-29 08:06) 

沙羅朋

こんにちは^^
読みきったのですね~~(^0^)
長くて大変そうな感じでしたが感想を伺うと
これは是非読まなくては~と思わされました♪
by 沙羅朋 (2010-06-29 15:17) 

瀬木あおい

>沙羅朋さん

niceとコメントありがとうございます

厚いから躊躇するかもですが
読みやすいし面白いですよ。
ぜひ読んでみて下さいね(^_^)
by 瀬木あおい (2010-06-30 08:14) 

瀬木あおい

>タッチおじさん様

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-07-01 20:37) 

まるこ

ワタシもこれ、読んでみたかったの。
あおいさんの感想読んで、やっぱり読んでみようかなって
改めて思いました^^
また何かの時に読んでみます♪
by まるこ (2010-07-01 23:56) 

瀬木あおい

>まるこさん

niceとコメントありがとうございます

厚みはありますが、読みやすい文章で
引き込まれてしまいますよ。
ぜひ読んでみてくださいね~。
by 瀬木あおい (2010-07-02 08:14) 

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