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「ミューズの微笑み~ときめき美術館~」第十一回 [日記]

今回は、香川県の丸亀市猪熊玄一郎現代美術館。
旅人はミュージシャンの坂本美雨さんです。

丸亀駅前にある大きな箱、この前にアスレチックのようなオブジェ。
いつも学校帰りの子供たちが遊びに来るのだそうです。
「子供だったら楽しいだろうな~」って感じでした。
この箱が、猪熊玄一郎美術館の入口。
88歳の猪熊さんが自らアイデアを考えた美術館だそうです。

美術館の一番目立つ吹き抜けには、必ず他人の作品。
多くのアーティストの作品に触れて欲しいと言う猪熊さんの願いだそう。
この日は、杉本博司さんの作品が飾られていました。

猪熊さんと言えば、MITSUKOSHIの包装紙のデザイン。
千葉の海岸で拾った石がモチーフだったんだそうです。
美術館には、猪熊さんが集めたガラクタから骨董なども見られます。
鳥のオブジェばかりが並んでいるエリアもありましたよ。
車に潰された空き缶まであるんだそうです(笑)。

抽象画しか描かない訳では無いようなんですが、
抽象画の方が猪熊さんらしいなぁとは思います。
「縦になっているビルをたまには横にしてやりたい」と
ビルを横向きに実際に描いちゃったり(笑)。

奥様が亡くなられてから、やたらと顔を描き始めたのだそう。
『顔35』で描いたのは様々な奥様の顔の数々。
それが『顔45』になると少し趣が変わります。
「奥様以外の方もいるみたい。
顔のパーツの造形の興味が強くなってる気がする」と美雨さん。
顔だけを描いた作品では一番大きな『顔80』。
「パッと見は、造形が整っていない顔もあるけど
最終的に全ての造形を受け入れたって感じがする」と美雨さん。
この顔を見ると、奥様への愛を凄く感じます。
今は天国で奥様とノンビリ過ごしているのでしょうか。

この美術館、展示室に入らなくても楽しめる空間があります。
街に溶け込んだ美術館だからこそ、今も駅前にあるのでしょう。
坂本美雨さんが最後に「猪熊さんのオモチャ箱みたい」と言う感想を語りました。
なんだかすごく分かる気がしましたね~。
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コメント 7

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-12-13 22:00) 

瀬木あおい

>江州石亭さん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-12-13 22:01) 

瀬木あおい

>ほりけん様

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-12-13 22:01) 

yan

三越や名古屋圏では松坂屋の包装紙は、贈り物の必須アイテムでした。
by yan (2010-12-14 18:41) 

瀬木あおい

>まるこさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-12-17 20:07) 

瀬木あおい

>yanさん

niceとコメントありがとうございます

私のイメージする手土産の百貨店と言えば
身近に店があった三越と高島屋ですね~。
by 瀬木あおい (2010-12-17 20:10) 

瀬木あおい

>nonkoさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-12-17 20:11) 

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