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「もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ」(高橋由太)【宝島社文庫】 [読書日記]

新日本フィルに行った際に読み始めたのですが
寝る前などに読み進め、昨日病院の待合室で読み終えました。
第8回『このミス』大賞最終候補作品だった
「鬼とオサキとムカデ女と」に加筆したものです。


【あらすじ】(裏表紙より転載)
江戸・本所深川で、献上品の売買を行う、献残屋の手代として働く周吉。
彼はオサキという妖孤に憑かれたオサキモチであり、
いつも懐にいるオサキに、恋に仕事にと、やることなすことからかわれている。
ある夜、辻斬りに襲われ、殺人も起きる中、店の一人娘・お琴がいなくなった。
周吉はオサキモチの不思議な力を使い、お琴を捜しに夜の町へ出て行く。
おとぼけ手代と妖孤一匹の妖怪時代劇。
オサキとは狐の憑き物のことで、場所によってはクダ狐と言うことも。

主人公の周吉のオサキは、白いキツネです。
グルメで口が悪いところもありますが、凄く可愛い(^^)。
ちなみに周吉のおじいちゃんのオサキは黒いキツネ。
冬庵さんによると、白いオサキは珍しいそうです。

出だしは畠中恵さんのしゃばけシリーズの二番煎じ?と思いましたが
つくも神も登場しますが、あくまでも主人公は周吉とオサキ。
しゃばけの若旦那は特に特殊能力はありませんが
周吉は闇に溶け込んだり、人間離れした技を使います。
普通なら忌み嫌われるオサキモチを主役にした上に
オサキと一緒に事件を解決すると言う設定が面白い。

登場するキャラの中にはオサキが見える人もいて
話の半ばで亡くなってしまう冬庵さんは、完璧にオサキが見えてました。

蜘蛛ノ介さんは私の中では大ヒットなキャラ。
団子好きで凄い腕前の侍なんですが…かなりの年寄。
彼にはオサキが見えているように感じますが
今回は特に見えているとは書かれてはいません。
これから徐々に解き明かされていくのかもしれませんね。

さらにお琴と周吉の仲も気になります。
なんせ周吉が笑っちゃう位に天然ボケと言うか世間知らずなんです。
見事な位に周吉はお琴の気持ちに気付かない。
それをオサキがからかうんですが…それでも周吉は気付かない(笑)。
ココまで来るとスゴいものがありますね~。
鵙屋の若旦那にと言う話も出ているのですが
主人の申し出にもイマイチ理解できてない様子だし。
女将さんは「慌てなくてもいずれ…」なんて言ってますが
続編では二人の間に進展があるのか気になります。
既に二冊目が出ているので、早々にゲットしないと。
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コメント 6

瀬木あおい

>ねじまき鳥さん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-02-12 15:29) 

瀬木あおい

>Goshuさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-02-12 15:29) 

瀬木あおい

>まるこさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-02-12 15:30) 

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-02-12 15:30) 

瀬木あおい

>moonaveさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-02-13 15:17) 

瀬木あおい

>じゅん様

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-02-13 15:17) 

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