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「へっつい飯 料理人季蔵捕物控」(和田はつ子)【時代小説文庫 わ 1-9】 [読書日記]

8と9を抜かして10を読んでしまったので(^_^;)
8に戻ってきました。
季節は夏です。


【あらすじ】(裏表紙より転載)
江戸も夏の盛りになり、一膳飯屋・塩梅屋では
怪談話と料理を組み合わせた納涼会が催されることになった。
季蔵は、元噺手である廻船問屋の主・長崎屋五平に怪談噺を頼む。
一方、松次親分は、元岡っ引き仲間・善助の娘の美代に
「父親の仇」を討つために下っ引きに使ってくれ、
と言われて困っているという…(「へっつい飯」より)。
表題作他「三年桃」「イナお化け」「一眼国豆腐」の全四篇を収録。
涼やかでおいしい料理と人情が息づく大人気
季蔵捕物控シリーズ、第八弾。
一つ目の怪談噺は「へっつい幽霊」
へっつい=竈って事で、塩梅屋風のへっつい飯として丼物を5種作る。

二つ目の怪談話は「三年目」
死別した奥さんの幽霊を見ると言う徳兵衛の話から
奥さんの好物の桃と桃栗三年の三年をかけて、
桃に甘酒をかけた菓子を作る。
菓子はデザートなので、菜は揚げ物+素麺。

三つ目の怪談話は「おばけ長屋」。
料理はイナ(ボラの幼魚)を使ったイナ尽くしを作る。
イナのあらい、イナ鮨、イナの竜田揚げ、
尾張に伝わるイナ饅頭など…よく思いついたものです。
魚好きとしては、イナ饅頭は美味しそうです(^^)。

四つ目の怪談話は「一眼国」。
別世界をイメージし、江戸と上方、各々自慢の豆腐を使い
江戸の木綿豆腐で豆腐田楽、上方の絹ごし豆腐で冷やうどん豆腐を作る。
試作の時点で数種類作られた田楽が美味しそうです。

松次親分が骨折し、松次の代わりに田端の手伝いをする美代吉は
実は松次の岡っ引き仲間の善助の娘の美代。
話の最後には、この二人が結婚する事になっちゃいます。
しかし…美代の父と松次親分が同世代と言うことは
田端はいったい幾つだったんだろうか?
かなりの年の差カップルな気はしますが、
今後は田端夫婦で登場したりするんですかね~。
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ろーるけーき

へっつい飯で どんぶりもんかな?
名前で判断すると美味しくなさそうw^^;
by ろーるけーき (2011-05-14 12:17) 

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-05-14 15:45) 

瀬木あおい

>wattanaさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-05-14 15:46) 

瀬木あおい

>ろーるけーき様

niceとコメントありがとうございます

たしかに「へっつい飯」じゃ
いくら丼でもイメージわきませんね~。
後ほど、季蔵さんの作った丼を紹介する記事を作ります(^.^)
by 瀬木あおい (2011-05-14 15:48) 

瀬木あおい

>まるこさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-05-14 22:17) 

瀬木あおい

>じゅん様

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-05-16 08:00) 

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