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「かげろう飛脚 鬼悠市 風信帖」(高橋義夫)【文春文庫 た 36-9】 [読書日記]

出版順を気にせず読んでいるので、今回はシリーズ2作目。
キャラがボヤボヤしている?と感じる時は初期の作品だったりしますね。

【あらすじ】(裏表紙より転載)
六尺豊かな鬼悠市は、東北の松ヶ岡藩の後家人では
最も格の低い浮組の足軽である。
表向きは定まった役目がなく、竹の鳥籠をこしらえるのが仕事で
養子の柿太郎とともに静かに暮らしている。
が、奏者番・加納正右衛門から密使を受ける役目もあった。
今度下った役は、分家の元家老の警護というものだった。
シリーズ第二弾。


今回は、預かった隠居を警護すると言う役目。
しかし…やけに命を狙われる隠居で悠市も大変。
狙われてるから警護の依頼なんですけどね。
隠居が誘拐されたり、柿太郎が怪我をしたり
さらに悠市までもが命を狙われます(毎回狙われてますが)。

預かった隠居の絡みで、大黒舞いの躍り手になった悠市。
囃子方として付き合わされた岩根は雪山を行き腹痛に。
図体は大きいけど、大黒舞いの躍り手として
怪しまれないって言うのは芸達者ですよね~。

加納の依頼で甘木湊へ相場師の北溟に会いに行くと、
相場を読み違え、以前とは大違いのボロ屋生活。
それでも本人は全く懲りていないのが笑えました(笑)。
ちゃんと調べたいことはシッカリ調べて来たし(^^)。

今回は、悠市の鳥籠作りは余り登場しませんし
五色沼(尼寺)からの使いが目立ちました。
意外な技で隠居と密かに連絡を取っていたのには驚きで
尼さんだからと甘く見ちゃいけないですよね~。

竹熊は相変わらずなキャラですが、役に立ってる時もあれば
「チョット静かにしてろよ」って時も(笑)。
そりゃ表向き悠市は竹熊の下の配置されてるけど、
実際は奏者番の加納直下で動いているわけですから
自分の知らない悠市の働きが色々とあるわけで
竹熊にすれば気に入らない部分もありますよね~。
それでも憎めないんだから、実は良い人なのかも。


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コメント 7

ろーるけーき

この時代の裏の仕事って 良くも悪くも
なんか かっこよく感じてしまいすw^^;
必殺シリーズなどの影響かな~w
by ろーるけーき (2011-06-27 07:01) 

瀬木あおい

>yanさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-06-29 21:28) 

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-06-29 21:29) 

瀬木あおい

>よーちゃん様

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-06-29 21:37) 

瀬木あおい

>ろーるけーき様

niceとコメントありがとうございます

裏稼業をテーマにした時代劇を
見ていた世代には裏稼業をテーマにした
時代劇や時代溶接はカッコよく見えたり
すると思いますよ。

by 瀬木あおい (2011-06-29 21:43) 

瀬木あおい

>じゅん様

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-06-29 21:43) 

瀬木あおい

>yu-papaさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-06-29 21:45) 

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