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歌舞伎座新開場柿葺落四月大歌舞伎 第一部 [歌舞伎]

今日は、第一部。

幕開きは華やかな作品が並びましたね。
元々は、第一部が観たかったのですが
第二部と同日が取れなかったので
楽日前日の今日、観に行って来ました。

舞踊劇が2本並ぶのは珍しい気がしますが
趣の全く異なる作品でしたので楽しめました。
お祭りは、微笑ましい部分もありましたが
やはり無念さを思うと泣けてしまいますね。

第一部の最後は時代物の「熊谷陣屋」
シネマ歌舞伎の熊谷陣屋も吉右衛門丈ですが、
幕開きも熊谷直実を演じたのは吉右衛門丈。
いまや当たり役と言っても良い作品ですよね。

幕開きは舞踊劇。
開場式がで三番叟が踊られたので、華やかな舞踊で始まりました。
華やかな衣装が、真新しい檜舞台に映えますね。
本当だったら・・・この作品には団十郎丈も居たはずなのにと思うと
とても残念な気持ちになりますね。
しかし、傘寿を過ぎたとは思えない藤十郎丈の身のこなしには驚かされますね。

二つ目も舞踊劇。
舞踊が二つ並ぶプログラムは記憶に無いですねぇ。
やはり、開場という御目出度い席にふさわしいものをと言うと
こういう珍しい組み合わせも発生するのでしょうね。
お祭りと言えば、中村屋。
今回も、昨年12月に他界された勘三郎丈に捧げる一幕となりました。

幼馴染である三津五郎丈が演じる鳶頭。
本当であれば、勘三郎丈が踊るであろう役です。
きっと舞台の大好きな方だったから、どこかで見ているのでしょうね。
そして、開幕のサプライズはココにありました。
花道を出てくる鳶頭の勘九郎丈の脇には、2歳になった七緒八くん。
いやぁ~ お客様の視線一人占めです(笑)。
結局、初日のサプライズではなく一ヶ月出演してましたね。
ぐずる事も無く、大人しく座っている姿を拝見すると・・・末恐ろしいです。

最後は、熊谷陣屋。
吉右衛門丈のアタリ役ですよねぇ。
確か、さよなら公演の時も吉右衛門丈は直実だった記憶が・・・。
義経が直実に与えた制札には
「一枝(いっし)を切らば一指(いっし)を切るべし」
と書かれていた。
この制札に隠された意味を読み取った直実は
敦盛の代わりに16年育てた我が子を身代わりに差し出す。
この制札に隠された意味は、敦盛を討つなと言う事だったわけです。
この作品の見せ場である制札の見栄は、直実の思いが全身から伝わってきます。

しかし、なぜ義経は獣の敷物の上に居るんだか?
これ、ず~~~っと昔からの疑問なんですよねぇ。

何回見ても吉右衛門丈の直実は良いなぁと思います。
シネマ歌舞伎でも上演されていますので、
機会があったら皆さまもぜひ御覧下さい(^^)。

【配役】(敬称略)
一、壽祝歌舞伎華彩 鶴亀千歳
   (ことぶきいわうかぶきのいろどり つるかめせんざい)
    鶴/藤十郎
    春の君/染五郎
    女御/魁春

二、十八世中村勘三郎に捧ぐ
   お祭り
    鳶頭/三津五郎
    同/橋之助
    同/弥十郎
    同/獅童
    同/勘九郎
    同/亀蔵
    芸者/福助
    同/扇雀
    同/七之助

三、熊谷陣屋
    熊谷直実/吉右衛門
    相模/玉三郎
    藤の方/菊之助
    弥陀六/歌六
    源義経/仁左衛門


タグ:歌舞伎座
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コメント 4

little_snow

行ってるね~、歌舞伎座。
感想楽しみにしてます♪
by little_snow (2013-04-28 09:46) 

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2013-04-28 21:39) 

瀬木あおい

>yanさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2013-04-28 21:40) 

瀬木あおい

>little_snowさん

niceとコメントありがとうございます

6月までの公演が発表されたときに
観たい作品が4月に集中したのよ。
ほんとは1日で纏めたかったけど
一緒に取れなくてさ〜。
結果、二回に分けて行く事に。

次は7月以降の予定です^_^。
by 瀬木あおい (2013-04-28 21:44) 

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