第97回 名曲全集@ミューザ川崎 [音楽(CD、DVD含む)]
実は、開場10年にして初のミューザ川崎。
面白い作りの会場だなぁとは思いました。
音の響きは良い感じなんですが、
私は…みなとみらいの方が好きだな。
今回は、川瀬賢太郎さんの指揮だった事。
神奈川フィルの常任指揮者に4月に就任。
ただ、なかなか観る機会に恵まれない状況。
で、たまたまココで発見したんです。
しかも、この日は私の誕生日。
と言うことで、勝手にバースデー演奏会として
チケットを取り会場へ行ってきました(笑)。
今回の名曲全集のテーマが「スコットランド音楽紀行」
で、なぜか一曲目で連れていかれた先がフェロー諸島。
そこってスコットランドじゃないじゃんって突っ込み入れたいですよねぇ。
スコットランド、アイスランド、ノルウェーの中間あたりに位置する島で
スコットランド領とかではなく、デンマーク領なのだそうです。
近いってだけの話です(笑)。
たぶん、頭に持ってくるサービスサイズの曲で、
直接スコットランドに関わるような曲が無かったんでしょうねぇ。
結果、近いからというだけでフェロー諸島に連れていかれちゃったようです。
2曲目は、ブルッフのスコットランド幻想曲。
18世紀にスコットランド旅行が人気になったんだそうです。
さらにスコットランドの詩人のスコットの作品が人気を博した結果
ヨーロッパに一大スコットランド・ブームが到来。
※スコットランドのスコットって・・・狙ってるわけではないようです(笑)。
スコットの作品に夢中だったブルッフが作ったのが「スコットランド幻想曲」
スコットランド民謡を研究し、編曲をしていたブルッフが
さまざまなスコットランド民謡を使って作った一曲。
独奏楽器にヴァイオリンを使用したヴァイオリン協奏曲です。
今回、ヴァイオリンの独奏は若きヴァイオリニスト山根一仁さん。
指揮の川瀬さんも若いけど、こちら今年大学に入学したばかり。
大丈夫か?と思ったのもつかの間、ホールの形状もあるとは思いますが
山根さんの後方席でもヴァイオリンのノイズが聞こえるほど。
相当な音量と思われます・・・末恐ろしいかも(^^;)。
休憩を挟み、最後の曲はメンデルスゾーンの交響曲。
タイトルについている「スコットランド」はメンデルスゾーンが付けたものではなく
のちの時代の通称なんだそうです。
メンデルスゾーンがスコットランドを旅しているときに作曲が始まったそうで
彼が作った5曲の交響曲の中で一番最後に完成した作品だそう。
ただ、ひとこもスコットランドに着想を得ていることをメンデルスゾーンは語っていないんだとか。
スコットランドをテーマにした曲だと思っているのは周りだけで
墓場のそこから「それってスコットランドがテーマじゃねーし」って思ってるかも。
今回はスコットランドとその周辺を旅する約2時間。
どれも個性的で、同じスコットランドでも全然違う風景が見える作品。
珍しく一度も眠気に襲われることなく2時間が過ぎていきました。
そして、一度観てみたかった川瀬さんの指揮。
席が指揮者を向かい側から見ることができる位置だったというのもありますが
顔で指揮するなぁっていうのが一番の感想。
聖響さんを見慣れているせいか、動きが激しいなぁとも思ったし。
なんか、若き日の佐渡裕さんを見ているかのようでした。
将来、コバケンさんみたいになるんですかねぇ(笑)
神奈川フィルでは珍しいタイプな感じもするので、楽しみが増えました。
まぁ、神奈川フィルを指揮する川瀬さんに会えるのは当分先ですけど。
【プログラム】
ニールセン/狂詩曲風序曲「フェロー諸島への幻想の旅」
ブルッフ/スコットランド幻想曲 作品46
序奏 グラーヴェ
第一楽章 アダージョ・カンタービレ
第二楽章 アレグロ
第三楽章 アンダンテ・ソステヌート
フィナーレ アレグロ・グェリエロ
休憩 20分
メンデルスゾーン/交響曲 第3番 イ短調 作品56「スコットランド」
第一楽章 アンダンテ・コン・モート − アレグロ・ウン・ポーコ・アジタート
第二楽章 ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ
第三楽章 アダージョ
第四楽章 アレグロ・ヴィヴァーチッシモ − アレグロ・マエストーソ・アッサイ
指揮/川瀬 賢太郎
ヴァイオリン/山根 一仁
演奏/東京交響楽団
コンサートマスター/水谷 晃
会場/ミューザ川崎シンフォニーホール
>よんよんさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2014-05-26 18:05)
>(。・_・。)2kさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2014-05-26 18:06)
>wattanaさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2014-05-26 18:06)
>まるこさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2014-05-26 18:07)