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うらめしや〜 冥土のみやげ展@東京芸大美術館 [展覧会]

初の芸大美術館へ行ってきました。

谷中にある全生庵が所蔵する三遊亭圓朝師匠ゆかりの幽霊画
50幅を中心に、日本美術史の「うらみ」の表現をたどる展覧会。
そのタイトルが
『うらめしや〜 冥土のみやげ展』
また率直なタイトルつけたもんだね。


圓朝師匠と言えば、牡丹灯籠とか真景累ケ淵を得意とした噺家。
コレクションも得意とした噺も「うらみ」がテーマのものが多い事。

よくもまぁ、これだけ集めましたねって言うくらい、
あっちもこっちも幽霊画な展覧会です(笑)。
ポスターにつられ行ってしまいましたけど。

urameshiya.jpg













昔の幽霊画、浮世絵みたいなのは別として
女性の幽霊を描いた掛軸は美人画でもある。
たまに凄いのに出くわしますが
だいたいの女性の幽霊画は美人です。
なんか儚げな感じだし、そもそも色白ですから。
蚊帳の陰にこんな人が立っていたら
惑わされる男性がいても不思議じゃない。

中には、タイトル見て
うーん、何処がどうなってコレ?
みたいな作品もありましたけどね。
特になやんだのは「海坊主」でしょうか。

自分的に、幽霊画は軸が多いのかと思っていたけど
意外にも錦絵にも多かったんですね。
確かに歌舞伎にも「うらみ」をテーマにした作品はありますし
牡丹灯籠とか番町皿屋敷とか上演されますからねぇ。

予想よりお客様が入っていましたが、
若い方が意外に多くてビックリしました。

この展覧会、凝ってるな〜と思ったのが
作品と鑑賞者の間にある仕切り。
今まで色々な仕切りをみました。
金属、竹垣、床にテープ貼っただけ。
今回のは初。
笹と思われる作り物の間にあったものは
注連縄と紙垂。
あの、神社のお祭りとかに行くと
周りに飾られているアレです。
(神社に行かない人には、なんのこっちゃですが。)
鑑賞者はこの世、作品はあの世と言うわけ。
粋だな〜と思ってしまいました。

会場がコンパクトなので
あまり鑑賞するのに時間はかかりません。
9月半ばまでやっていますので
納涼気分で出かけてみてはいかがでしょうか?
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コメント 5

瀬木あおい

>newtonさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-08-29 15:46) 

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-08-29 15:46) 

瀬木あおい

>Ujiki.oOさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-08-29 15:47) 

瀬木あおい

>wattanaさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-08-29 15:47) 

瀬木あおい

>yanさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-06 21:24) 

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