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METライブビューイング「椿姫」@東劇 [映画]

東劇でアンコール上映を観てきた。
今回はヴェルディの『椿姫』

音楽で聴く「椿姫」は何度も経験があるのですが
オペラで拝見するのは初なんです。オペラと言えば豪華なセットと言うイメージがある中
白一色の舞台には壁の隅に大きな時計が一つあるだけ。
登場するものは椅子だけ。
それだけで、娼婦の館になったり、ヴィオレッタの家になったり
パーティ会場になったりと変幻自在。
劇団四季のジーザス・クライスト・スーパースター
ジャポネスク版を彷彿させるようなシンプルさ。

徐々に普通の女性の気持ちが前面に出てくるヴィオレッタ
それを突き落とすかのように自分勝手なことを言い
ヴィオレッタの恋を邪魔するアルフレードの父。
最期には、ヴィオレッタとアルフレードの恋を許すものの時すでに遅し。

この作品は見事なまでの悲劇。
それでも、世界中で愛される作品。
それは、真実の愛がそこにあるからなのかもしれない。

前回のフィガロの結婚よりは短いのですが
タイムスケジュールが凄い切り分けで(笑)。
前半30分ほど。
インタビューや予告が10分ほど流れたのち
劇場の明かりが点いて、出入り口の扉が開く。
その間も客席の映像やステージの映像は流れ続けている。
扉が閉まり、明かりが消えると再び予告やインタビュー。
そして、後半100分。
2幕と3幕が繋がっている状態なので仕方ないけどね。

今回は、トークショーが少し長かったので
スタートがちょっと後ろにずれてしまった。
結局、カーテンコール中に申し訳ないけど退席しました。
翌日が休みなら観たけど・・・明日仕事なんだもの。

でも、日曜日で悩んだけど
行ってよかったなぁと思う作品ではありました。
どこがどう良かったって言うのは
オペラ初心者の私には無理なんだけど。
でも、違う演出も観てみたいなぁと思いましたね。

【キャスト】(敬称略)
ヴィオレッタ・ヴァレリー/ナタリー・デセイ(ソプラノ)
アルフレード・ジェルモン/マシュー・ボレンザーニ(テノール)
ジョルジョ・ジェルモン/ディミトリ・ホヴォロストフスキー(バリトン)

指揮/ファビオ・ルイージ
演出/ヴィリー・デッカー

2012年4月14日 NYメトロポリタン歌劇場にて収録
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コメント 8

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moz

DVD もたくさんオペラのものが出ていますが、大画面で見ると家で見るのとは違って迫力が違うのでしょうね。
時間がたくさんできたら、いよいよオペラ三昧したいと思っています。
モーツアルトとワグナーを手始めに ^^v
by moz (2015-09-06 11:23) 

yan

2か月ぐらい、訪問をさぼっていました。
一気に読みましたので、気になった記事の感想を、ここに書かせてもらいます。
いつの記事の感想なんだって感じですが、怒らないでください。(笑)

銀ブラの語源が、銀座のブラジルコーヒーだったなんて、知りませんでした。

藤城清治展は、以前行って、感動しましたので、機会があればまた行きたいですね。
行きたいと思ったら、彼女がいようがいまいが、行きます。(笑)

ボクは、飛び込みで、初見の店に入るのは苦手です。
一人で旅行するときなんて、晩御飯は、コンビニで弁当など買って、ホテルで食べることもよくあります。
誰かと行くときも、相手が先に店に入ってほしいタイプです。

藤城清治展は、まあそうも言ってはおられないので、初見の店でも行くんですがね。(笑)
by yan (2015-09-06 21:47) 

瀬木あおい

>シルフさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-09-09 21:38) 

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-09-09 21:39) 

瀬木あおい

>wattanaさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-09-09 21:39) 

瀬木あおい

>mozさん

niceとコメントありがとうございます

METライブビューイングはDVDとは別物かもしれません。
スクリーンで観る迫力もそうですが
幕間の客席やバックステージ映像とか
出演者のインタビューなども合わせて上映。
インタビューしているのも現役の役者さんだったりします。

桜木町のブルグ13では上映されたことがあったはずなので
もし機会があれば、秋からの新シリーズを
映画館で楽しんでみるのも良いのではないでしょうか?
最新作ですし、おススメですよ(^^)。
by 瀬木あおい (2015-09-09 21:43) 

瀬木あおい

>newtonさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-09-09 21:43) 

瀬木あおい

>yanさん

niceとコメントありがとうございます。

銀ブラの由来、意外だったでしょう?
そういう事だったらしいですよ~。
パウリスタのサイトにも載っているので
何かの時に披露してみると驚かれるかもです。

藤城清治展は、前回と異なる作品が並んでいました。
連作のものがいくつかあって、これが結構面白いです。
太田光さんの本の挿絵とかも沢山並んでました。
個人的にオススメなのは軍艦島。
ちゃんと小人さん隠れています。

10月半ばくらいまでなので、東京に来ることがあれば
ぜひ足を運んでみてくださいね。
撮影可能なのでカメラをお忘れなく~。

私も初見の店は躊躇しますが、空腹には勝てないので
鼻と勘を頼りに飛び込みと言うことはあります。
どうしても鼻と勘が働かないときは、一食抜きになりますが(笑)。
by 瀬木あおい (2015-09-09 22:04) 

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