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METライブビューイング「道化師」@東劇 [映画]

今回、「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」の二本立て。
主人公は両作品とも同じ。
どちらの作品も身近く、同じイタリアが舞台。
時代が少々異なるのですが、ヴェリズモ・オペラ作品だし。
同時上演される機会が多い作品のようです。

こちらは、レオンカヴァッロの作品です。

休憩中は、館内の灯りは点いているものの
スクリーンには舞台裏の風景が流れ続けています。

10分間の休憩が終了し、灯りが消えると
作品解説、特集映像、役者インタビューなどが流れます。
その後、「道化師」(全二幕)の本編上映が始まります。

旅芝居一座の物語です。
座長の婦人、この村に愛人がいます。
カヴァレリア・ルスティカーナと逆で奥さんが不倫中。
それを知った夫に愛人共々刺されてしまうと言う。

今回は
「あの男に冷たくしなければ、バレなかったかもしれないし
 殺されることにはならなかったかもしれない」
です。
あくまでも「かも」であって、やっぱり同じ結末だったかもしれないけど。

二作品通しての感想は
「愛って人を狂わせることがある」って事です。
そこまでの愛に出会った事ってないですけどねぇ・・・。

旅一座と言うこともあり、劇中劇がコメディタッチで上演されます。
なんともユーモラスで、劇中劇が結構面白かったりします。
不思議な冷蔵庫があったり、不思議な鍋があったり。
物語としては悲劇なんだけど、劇中劇のおかげで
笑える部分もいくらかはあります。

【キャスト】(敬称略)
カニオ/マルセロ・アルヴァレス(テノール)
ネッダ/パトリシア・ラセット(ソプラノ)
トニオ/ジョージ・ギャグニッザ(バリトン)
シルヴィオ/ルーカス・ミーチャム(バリトン)

ニューヨークメトロポリタン歌劇場
2015年4月25日収録。

今回、二作品とも不倫の果てに起こる悲劇を描いているし
当事者が刺されて亡くなって幕と言うものだけど
個人的には、道化師の方が面白い作品な気はします。
曲はカヴァレリア・ルスティカーナの方が好きだけど。

なかなか良い時間を過ごさせてもらいました。
ライブビューイングでならオペラも気楽に楽しめる
そんなことを教えてもらった2カ月だった気はしますね。

また、2015年10月から新シリーズが始まり舞す。
この秋、METライブビューイングは10周年。
ぜひ、近くの劇場で上演の際には足を運んでみてください。
意外に、オペラって面白いと思えるかもしれません。


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瀬木あおい

>makimakiさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-27 21:21) 

瀬木あおい

>ネオ・アッキーさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-27 21:21) 

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-27 21:22) 

瀬木あおい

>wattanaさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-27 21:22) 

瀬木あおい

>newtonさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-27 21:22) 

瀬木あおい

>yanさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-10-01 21:41) 

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