通し狂言「東海道四谷怪談」@国立劇場：あおいの感激日記：SSブログ

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MORRIE ONE-MAN SHOW ..｜今日のランチ(2015/12/12) ブログトップ

通し狂言「東海道四谷怪談」@国立劇場　[歌舞伎] [編集]

久々に半蔵門へ行って来ました。
国立劇場・・・いつぶりだろう？

半蔵門に到着したのが11時少し前の事。
わかれば寄りたいなぁと思っていた場所があったのだけど
昔とちょっと変わってしまった事もあって発見できず。

劇場に到着したら11時10分頃。
チケットに書かれていた開場時間は11時15分なのですが
この日は雨模様だったこともあるのか早めにロビー開場していました。
この間にイヤホンガイドを借りたりして時間を有効活用。
5分ほどの待ち時間で開場となりました。

まずは2階の売店に寄り豆大福をゲットし席へ（今回は3階席）。
大福を食べつつ、開演を待つのが国立での定番（笑）。

ほぼ満席。

前に四谷怪談を拝見したのは歌舞伎座の納涼歌舞伎で、
お岩さまを勘三郎丈が演じられていたように思います。
まだ、勘九郎丈だった頃かなぁ。
LIVE仲間が四谷怪談を見たいと言うので付き合った覚えがあります。
納涼は上演時間が短いこともあって、かなり省略されていたのではないでしょうか。
ただ、ポイント押さえて省略するから、かなり怖いんですよ（笑）。
今回も省略はされているのだけど、ほぼ全幕と言っても良い位。

幸四郎丈が伊右衛門を演じるのは23年ぶりだそう。
染五郎丈のお岩さまは初役で、今回は早変わりを含む5役に挑戦。

しかし、こういう色悪と言われる役をやらせると
幸四郎丈は似合うなぁと思います。
忠臣蔵の定九郎とかね。

染五郎丈のお岩さまはどうかな？と思っていたのですが
予想以上に恐さもあり、哀しさもありで見ごたえありました。
女形をやらない訳ではないのですが、最近は立ち役が多く
なんとなくお岩さまってどうかな？と思っていたのですが予想以上。

怪談噺は夏のもののように感じますが
四谷怪談は忠臣蔵と密接な関係のある物語。
12月と言えば忠臣蔵の討ち入りの時期で
この物語にも討ち入りに関する話が含まれています。
そういう事もあって、今回は12月に四谷怪談を上演したものと思われます。

初演は、仮名手本忠臣蔵と四谷怪談を交互に上演したと言う話があります。
初演限りのスペシャルバージョンなのですが、機会があれば観てみたいですよねぇ。

劇場を出たら雨は落ち着いていたのですが、
完全にあがったわけでもない状況。
普段は半蔵門から大手町に出て東海道で帰るのだけど
今回は、初めて劇場バスを利用して東京駅へ。

国立劇場だけのサービスなのですが
終演に合わせて正面に劇場バスが整列するんです。
渋谷、新宿、東京、新橋などいくつかの方面だけですけど。
このばす直通ではなく、いくつかのポイントで停車するところもあるので
行く場所によっては便利なんです。

知ってはいたのだけど、地下鉄の方が安いこともあって
バスを利用すると言うのは選択肢に入れてませんでした。
今回は、天気が微妙で降りそうな感じも無いわけじゃないから
たまにはと思って東京行きのバスを利用しました。
※新橋の方がバスは空いてるけど、電車は東京の方が空いてるんで。

料金は200円。
日比谷と有楽町に途中下車して東京駅丸の内へ向かうタイプ。
実際、地下鉄より早く到着した感じはします。
案外、これ良いかもしれないなぁって思いましたわ。

【配役】（敬称略）
通し狂言東海道四谷怪談　(とうかいどうよつやかいだん)　三幕十一場

発　端鎌倉足利館門前の場

序　幕　第一場　浅草観世音額堂の場
　　　　第二場　浅草田圃地蔵前の場
　　　　第三場　同　裏田圃の場　

二幕目　第一場　雑司ヶ谷四谷町民谷伊右衛門浪宅の場
　　　　第二場　同　　　　　　　　伊藤喜兵衛宅の場
　　　第三場　元の伊右衛門浪宅の場

大　詰　第一場　本所砂村隠亡堀の場
　　　　第二場　深川寺町小汐田又之丞隠れ家の場
　　　　第三場　本所蛇山庵室の場
　　　　第四場　鎌倉高師直館夜討の場

（出演）
　　　松　本　幸四郎
　　　　中　村　錦之助
　　　　市　川　染五郎
　　　　市　川　高麗蔵
　　　　中　村　松　江
　　　　市　村　竹　松
　　　　坂　東　新　悟
　　　　大　谷　廣太郎
　　　　中　村　米　吉
　　　　中　村　隼　人
　　　　片　岡　松之助
　　　　澤　村　宗之助
　　　　松　本　錦　吾
　　　　大　谷　桂　三
　　　　片　岡　亀　蔵
　　　　市　村　萬次郎
　　　　坂　東　彌十郎
　　　　大　谷　友右衛門　他