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「ショパンはポップスだ」(清塚信也)【世界文化社】 [読書日記]

久々に休みの祝日。
文化の日だからではありませんが、音楽関連の本を読んでみました。
ピアニスト清塚信也さんのクラシック案内本です。
清塚さん演奏のCD付。
収録曲は
ベートーベン/ピアノ・ソナタ第23番 へ短調 作品57「熱情」 第1楽章
ショパン/舟歌 嬰ヘ長調 作品60
ドビュッシー/《ベルガマスク組曲》第3曲<月の光>
の3曲。

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タグ:清塚信也
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「東京江戸歩き」(山本一力)【文春文庫 や-29-12】 [読書日記]

昼過ぎに頁をめくり始めたら止められずに一気読み。
薄いし、一地域が3頁くらいのエッセイなので
21地域でも余り量は無いんですが。

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「時そば 料理人季蔵捕物控」(和田はつ子)【時代小説文庫 わ1-7】 [読書日記]

今回は、元噺家の五平さんの噺と季蔵の料理が合わさった4話。
そこに玉の輿の話から始まる事件が繋がっています。

【あらすじ】(裏表紙より転載)
日本橋塩梅屋に、元噺家で、今は廻船問屋の主
長崎屋五平が頼み事を携えてやって来た。
これから毎月行う噺の会で、噺に出てくる食べ物で
料理を作ってほしいという。
季蔵は、快く引き受けた。
その数日後、日本橋橘町の呉服屋の綺麗なお嬢さんが
季蔵を尋ねてやって来た。
近々祝言を挙げる予定の和泉屋さんに、不吉な予兆があるという…(第一話『目黒のさんま『)。
他に『まんじゅう怖い』『蛸芝居』『時そば』の全四話を収録。
美味しい料理と噺に 、義理と人情が息づく人気捕物帖シリーズ第六弾。
ますます快調!


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「旅うなぎ 料理人季蔵捕物控」(和田はつ子)【時代小説文庫 わ1-6】 [読書日記]

今回も四話ですが、話が繋がっています。


【あらすじ】(裏表紙より転載)
日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”で毎年恒例の“筍尽くし”料理が始まった日、
見知らぬ浪人者がふらりと店に入ってきた。
病妻のためにと“筍の田楽”を土産にいそいそと帰っていったが、
次の日 怖い顔をして再びやってきた。
浪人の態度に、季蔵たちは不審なものを感じるが…(第一話「想い筍」)。
他に「早水無月」「鯛供養」「旅うなぎ」全四話を収録。
美味しい料理に義理と人情が息づく大人気捕物帖シリーズ待望の第五弾。


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「花散らしの雨 みをつくし料理帖」(高田郁)【時代小説文庫 た19-2】 [読書日記]

病院での待ち時間に一気読みしちゃいました。

4話もので、新しい「つる家」での話になります。
前の店よりも少し広く、座敷があるために侍が利用。
今回も美味しそうな料理が沢山登場します。
巻末に幾つかのレシピが掲載されていますので
料理好きの方なら作ってみたりするかもしれませんね。



【あらすじ】(裏表紙より転載)
元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる家」では、
ふきという少女を下足番として雇い入れた。
早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と
重ね合わせ信頼を寄せていく澪。
だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で、
澪の創作したはずの料理と全く同じものが
「つる家」よりも先に供されているという。
はじめは偶然とやり過ごすも、さらに考案した料理も
先を越されてしまう。
度重なる偶然に不安を感じた澪はある日、
ふきの不審な行動を目撃してしまい―。
書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第二弾!

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「長崎の鐘」(永井隆)【アルバ文庫】 [読書日記]

この時期だからと言うわけではありませんが
永井隆博士の「長崎の鐘」を読んでみました。

この作品の舞台は長崎ですが、長崎も広島も原爆投下後の街は、
かなり凄い光景だったのだろうと思います。
被爆者として、医師として書かれた作品は生きた記録。
他の戦争体験記に比べると生々しい感じが違う気はしました。

終戦から65年(当然、原爆投下からも65年です)。
我が両親も戦争体験者ですが、当時を知る人は年々減少していきます。
私も戦争は遠い国で起こっている事にのように感じています。
実際に海の向こうの小さな国では、今日も戦争が起きて死者や怪我人が出ています。

戦争を繰り返さないため、私達に何が出来るのか?
何も出来ないかもしれないですが、今年の終戦記念日、
ちょっと考えてみるのも良いかもしれません。

※1945年8月9日、長崎医科大学で被爆した永井博士は
 3日間の救護活動が一段落ついてから全焼した自宅に戻られ
 変わり果てた姿の奥様と対面されたそうです。
 1951年5月永眠。

【あらすじ】(裏表紙より転載)
天主堂から原子野に鳴り渡る長崎の鐘…
世界に向けて平和の響きを伝えるかのように。
人類よ、戦争を計画してくれるな。
原子爆弾と言うものが存在する以上、
戦争は人類の自殺行為にしかならないのだ。
戦争をやめてただ愛の掟にしたがって相互に助け合い、
平和にいきてくれ。
浦上の灰の中に伏して神に祈る原子病患者の
なまなましい被爆の体験記録。


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「星の王子さま」(サン=テグジュペリ、河野万里子 訳)【新潮文庫 サ-1-3】 [読書日記]

出版から六十年を迎えた2006年、河野万里子さんによる
新訳の星の王子さまが新潮文庫から発売されました。
かつて学校の図書館で借りて読んだのは
たぶん岩波書店発行のものだったと思いますが
子供向けにしては少し難しかった覚えがあります。
(挫折した記憶があって…結末が思い出せないんです)


【あらすじ】(裏表紙より)
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。
それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから
七番目の星・地球にたどりついた王子さまだった…。
一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、
刊行後六十年以上たった今も、世界でみんなの心をつかんで離さない。
最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。

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「お宝食積 料理人季蔵捕物控」(和田はつ子)【時代小説文庫 わ-1-5】 [読書日記]

今回も4話です。
四季の物語と言うより、12月末から3月末位の物語。
今回も美味しそうなものが沢山です。

【あらすじ】(裏表紙より転載)
日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”では、季蔵とおき玖が、
お正月の飾り物である食積(くいつみ)の準備に余念がなかった。
食積は、あられの他、海の幸山の幸に、柏や裏白の葉を添えるのだ。
そんなある日、季蔵を兄と慕う豪助から
「近所に住む船宿の主人を殺した犯人を捕まえたい」と相談される。
一方、塩梅屋の食積に添えた裏白の葉の間に、
ご禁制の貝玉(真珠)が見つかった。
一体誰が何の目的で、隠したのか!?
義理と人情の人気捕物帖シリーズ、第四弾。



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「絵のない絵本」(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)【新潮文庫 ア-1-1】 [読書日記]

月が絵描きに語る三十三の短編です。
子供の話であったり、老人の話であったり
新婚夫婦の話や動物の話もあったりします。
絵描きは月の話を聞きながら、絵を描いているようですが
本には一枚の絵も登場しませんので、
読者が頭の中に絵を描くしかないです。
月が語るアラビアンナイトは、大人向けの童話です。
薄いから数時間で読めてしまいますよ(^^)。

【あらすじ】(裏表紙より)
わたしは、貧しい絵描き。
友達はいないし、窓から見えるのは、灰色の煙突ばかり。
ところがある晩のこと、外をながめていたら、
お月さまが声をかけてくれた…。
ある時はヨーロッパの人々の喜びと悩みを語り、
ある時は空想の翼にのって、インド、中国、
アフリカといった異国の珍しい話にまで及ぶ。
短い物語の中に温かく優しい感情と明るいユーモアが流れる、
まさに宝石箱のような名作。
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「つくもがみ貸します」(畠中恵)【角川書店】 [読書日記]

今回の舞台は廻船問屋の長崎屋では無く、
古道具屋兼損料屋の出雲屋。

活躍する付喪神達は、みな貸し出される品で
色々な情報を仕入れて来てくれることも。
店を切り盛りするお紅と清次には付喪神の声は聞こえていて
たまにボロクソに言われたりもしています。
口を挟むと付喪神達は黙ってしまいますが、
人の問いかけには答えないのが彼ら流らしい。

付喪神目線だったり、人間目線だったりと
一話の中で変化したりもしますが、畠中さんらしい作品。
可愛らしい付喪神に笑っちゃう事も。

お紅と清次の先行きが凄く気になりますね。

【あらすじ】(帯より転載)
お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟二人で切り盛りする、
小さなお店「出雲屋」。
鍋、釜、布団にふんどしまで、何でも貸し出す出雲屋ですが、
よそにはないような ちょっと妙な品も混じっているようで… 。
彼らは 生まれて百年を経て、つくもがみという妖怪に化した古道具。
気位も高く、いたずら好きでおせっかいな妖怪たちは、
今日もせっせと、出雲屋を引っ掻き回すのでありました。


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