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『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎)【新潮文庫 い-69-1】 [読書日記]

これは伊坂幸太郎さんのデビュー作です。

【あらすじ】(文庫の裏表紙から)
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。
江戸以来外界から遮断されている‘荻島’には、妙な人間ばかりが住んでいた。
嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、
人語を操り「未来が見える」カカシ。
次の日カカシが殺される。
無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。
未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?


不思議な物語です。
ミステリーなのにミステリーっぽくない感じが私はするんです。
話は荻島、仙台、伊藤の回想、カカシが出来た頃の四種類。
それぞれカカシマーク、拳銃を手にした警官マーク、
おばちゃんマーク、お侍さんマークで表され
マークで段落の内容が想像可能です。
ほとんどカカシマークですが(苦笑)。

本の中にも出てきますが、しゃべるカカシは本当に居たのか?
カカシを作った百年余り前の事はかかれていますが
現代との接点はハッキリとは書かれていません。
ただ、作ったのは日比野の先祖、その友人でカカシを立てたのは桜の先祖かも?
と言った記述は物語の後半にチラッと出てきます。

ごちゃごちゃ書くより、気になった方は読んでみて!
う~ん?って感じもありましたが、デビュー作ですし
変わった人が多いけど、のどかな島の数日間は楽しそうですよ。
なんだか仙台に帰ってしまうのは勿体ないなぁ。

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