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「陰陽師-滝夜叉姫(下)」(夢枕獏)【文春文庫 ゆ-2-18】 [読書日記]

陰陽師シリーズ長編の下巻です。
観劇が減ると寝る前位しか読む時間が無いため
読み終えるのに時間がかかりました(^_^;)。

[あらすじ]
晴明と博雅は俵藤太とともに、平将門の死の謎を追ううち、
将門の遺灰を盗み出した者がいたことを突き止める。
事件の裏に見え隠れする将門との浅からぬ因縁。
誰が、将門を復活させようとしているのか?
そして、その背後に蠢く邪悪な男の正体とは?
ラストまで息をつかせぬ展開と壮大なスケールで
読ませる人気シリーズ長編。


上巻で藤太に討たれたはずの将門が…復活しちゃいました。
普通、死んだ奴は生き返らないだろう?
藤太に討たれた後に首だけになってしまった将門が
長いことしゃべってましたけどね~。

さらに興世王に討たれた首の無い貞盛が
晴明の力で一夜限りだけ歩きだす。
なんか少しずつオカルト化してきました(笑)。
まぁ、陰陽師シリーズは元々ホラーっぽいんですけど。

貞盛の側にいた医師の祥仙と興世王は同一人物。
この興世王の正体が実は藤原純友であったり
祥仙が連れていた如月と言う娘が、将門の娘の滝子姫。
滝子の母、桔梗の前を殺害したのは興世王だった
と言うことが後半に向かうにつれて判明します。

維時と滝子姫、藤太と滝子姫の母である桔梗の前
大きな展開はなくても、互いに相手を思っていました。
主役にも浮いた話があると面白いんですが…
晴明も博雅も余り色恋と言う感じじゃないですかね。

最後は将門が決着をつけてしまうので、晴明vs興世王
と言う感じでないのは残念な気もします。
しかし、将門様は物語の中でも迫力ありました。

初の上下巻は、豪華キャストで楽しませて貰いました。
ただ、陰陽師シリーズは短編の方が良いなぁと個人的には思いますね。
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コメント 6

瀬木あおい

>のぶりん様

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-02-25 08:15) 

瀬木あおい

>たかぼん様

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-02-25 08:15) 

まるこ

こういうジャンルは夢枕漠さんだね。
実際ちゃんと作品は読んだ事ないんだけど、友達はよく読んでたよ。
ジャンル的に好きなんでいつかの機会には…(^w^)
by まるこ (2010-02-25 15:15) 

瀬木あおい

>今造ROWINGTEAMさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-02-25 20:24) 

瀬木あおい

>fantaさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-02-25 20:25) 

瀬木あおい

>まるこさん

Niceとコメントありがとう

夢枕さん得意のパターンです。
陰陽師シリーズは、なかなか面白いので
機会があったら読んでみてね~。
by 瀬木あおい (2010-02-25 20:28) 

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