「長崎の鐘」(永井隆)【アルバ文庫】 [読書日記]
この時期だからと言うわけではありませんが
永井隆博士の「長崎の鐘」を読んでみました。
この作品の舞台は長崎ですが、長崎も広島も原爆投下後の街は、
かなり凄い光景だったのだろうと思います。
被爆者として、医師として書かれた作品は生きた記録。
他の戦争体験記に比べると生々しい感じが違う気はしました。
終戦から65年(当然、原爆投下からも65年です)。
我が両親も戦争体験者ですが、当時を知る人は年々減少していきます。
私も戦争は遠い国で起こっている事にのように感じています。
実際に海の向こうの小さな国では、今日も戦争が起きて死者や怪我人が出ています。
戦争を繰り返さないため、私達に何が出来るのか?
何も出来ないかもしれないですが、今年の終戦記念日、
ちょっと考えてみるのも良いかもしれません。
※1945年8月9日、長崎医科大学で被爆した永井博士は
3日間の救護活動が一段落ついてから全焼した自宅に戻られ
変わり果てた姿の奥様と対面されたそうです。
1951年5月永眠。
【あらすじ】(裏表紙より転載)
天主堂から原子野に鳴り渡る長崎の鐘…
世界に向けて平和の響きを伝えるかのように。
人類よ、戦争を計画してくれるな。
原子爆弾と言うものが存在する以上、
戦争は人類の自殺行為にしかならないのだ。
戦争をやめてただ愛の掟にしたがって相互に助け合い、
平和にいきてくれ。
浦上の灰の中に伏して神に祈る原子病患者の
なまなましい被爆の体験記録。
>yanさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-07 20:05)
>xml_xslさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-07 20:05)
>江州石亭さん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-07 20:06)
>沙羅朋さん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-07 20:07)
>まるこさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-07 20:07)
>cfpさん
niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-28 22:48)