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「旅うなぎ 料理人季蔵捕物控」(和田はつ子)【時代小説文庫 わ1-6】 [読書日記]

今回も四話ですが、話が繋がっています。


【あらすじ】(裏表紙より転載)
日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”で毎年恒例の“筍尽くし”料理が始まった日、
見知らぬ浪人者がふらりと店に入ってきた。
病妻のためにと“筍の田楽”を土産にいそいそと帰っていったが、
次の日 怖い顔をして再びやってきた。
浪人の態度に、季蔵たちは不審なものを感じるが…(第一話「想い筍」)。
他に「早水無月」「鯛供養」「旅うなぎ」全四話を収録。
美味しい料理に義理と人情が息づく大人気捕物帖シリーズ待望の第五弾。


一話では、おき玖の初恋?が語られてます。
料理は筍尽くし。
煮物や天婦羅、田楽などが登場します。
特に田楽は美味しそうで、凄く食べてみたい。

二話では老舗の菓子屋の旦那が力を借りに塩梅屋へ。
水無月と言う菓子が登場しますが、外郎と小豆の組み合わせ。
アッサリしすぎて売れなかったのだろうと菓子屋の旦那は分析。
長次郎の日記に書かれた早水無月が気になる季蔵。
菓子屋の蔵にあった書物を読みとくうちに、
蒟蒻と砂糖をまぶした小豆の組み合わせと判明。
試作して豪助に食べさせて見たところ不評でしたが、
季蔵は噛めば噛むほど甘味が増す気がすると。
水無月も早水無月も…チョット遠慮したいかな。

三話は、おき玖が初恋の相手と再会し結婚話が持ち上がります。
料理は鯛料理で、鯛料理で話題のみつ芳が登場。

四話目は鰻。
それも江戸前ではなく、旅うなぎと言われる
常陸や上総などから来る鰻が主役。
三吉のために旅うなぎでう巻きを作ってました。
『お宝食積』にも登場した、長崎屋の五平が
女浄瑠璃の染之介に思いを寄せ、うなぎ料理を季蔵に依頼。
しかも江戸前ではなく、旅うなぎを使って。
悩んだ結果、菜の花巻きと言う料理に仕立てることに。
この菜の花巻きが縁で、染之介と五平が結婚するようです。

結局、各話で色々と起きた事件の黒幕が
おき玖の初恋の相手であった雛次(現在は清三良)。
最後は塩梅屋の離れで季蔵が手をくだすことに。
もうしばらく、塩梅屋の看板娘はおき玖のようです。

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コメント 4

瀬木あおい

>yanさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-14 20:15) 

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-14 20:16) 

瀬木あおい

>江州石亭さん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-14 20:16) 

瀬木あおい

>まるこさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-08-14 20:17) 

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