SSブログ

「想い雲 みをつくし料理帖」(高田郁)【時代小説文庫 た 19-3】 [読書日記]

みをつくし料理帖の第3弾を読んでみました。
相変わらず美味しそうな料理がいっぱいです。
今回は江戸では珍しい鱧が登場し、コレがキッカケで
チョットだけ野江と接近する機会を得ます。



【あらすじ】(裏表紙より転載)
土用の入りが近づき 澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。
そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。
澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている
上方料理人に是非この味を覚えさせたいと請う。
翌日、さっそく現れた坂村堂の料理人はなんと、
行方知れずとなっている、天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた富三だったのだ。
澪と芳は佐兵衛の行方を富三に聞くが、
彼の口から語られたのは耳を疑うような話だった。
― 書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ待望の第三弾。今回は、小松原の登場が遅いし少ない…。
澪に「下がり眉」と声をかける姿がオチャメだし
閉店間際に来るから、暖簾を仕舞った後で
種市と一杯やりながら澪に的確なアドバイスをしたり。
今回は、そういう小松原の姿がチョット少ないんですよ。
出てこないと淋しいんですよね~。

代わりに戯作者の清右衛門と版元の坂村堂が頻繁に登場。
清右衛門は口が悪く澪の料理を誉めた試しがない。
しかし…自分自身も誉められるのに慣れておらず
りうに作品を誉められたら恥ずかしくなり帰ってしい
りうに「先生、意外にウブだね~」って言われてました(笑)。

澪いわく「坂村堂さんは、ドジョウに似ている」
ドジョウを見ると坂村堂が浮かんできちゃうため
ドジョウを殺生出来ず、丸煮になったほど(笑)。
また、坂村堂さんは美味しそうに食べるんですよね~。

今回は、源斉先生の依頼で吉原の翁屋へ料理に行く澪。
翁屋は、あさひ太夫こと野江のいる店。
店の主人と一悶着あったりもしましたが、無事に澪は鱧を料理。
お代の代わりに、つる家が酒を出す3の日に
翁屋の料理人の又次を借りることにする澪。
料理も出来るしボディーガードにもなるし又次さん大活躍。
又次さん、強面だけど今で言うイケメンで
種市が誉める度に照れ隠しで益々顔が怖くなって…
下足番のふきちゃんが益々ビビると言う悪循環(笑)。
顔は怖いけど、心はすごーく優しいんです。
この作品の男性陣は皆優しいんですけど、
個人的には、又次が一番素敵だと思ってます。
nice!(5)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 5

コメント 6

ろーるけーき

出てきて欲しい
登場人物の出番が少ないと
ちょっと残念で さみしいですよね。
by ろーるけーき (2011-05-24 08:20) 

瀬木あおい

>yanさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-05-25 15:09) 

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-05-25 15:10) 

瀬木あおい

>ろーるけーき様

niceとコメントありがとうございます

当たり前のように登場する人が出てこなかったり
出番が少ないと淋しいんですよね~。
今回は、話題に上る率は高いものの、登場率が低くて残念でした。
by 瀬木あおい (2011-05-25 18:22) 

瀬木あおい

>yu-papaさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-05-25 18:23) 

瀬木あおい

>まるこさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-05-27 23:08) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。