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NEWシネマ歌舞伎『三人吉三』 [映画]

歌舞伎だけど、シネマ歌舞伎なので
今回も映画のカテゴリに入れています。

今回は、昨年6月にシアターコクーンで上演された
コクーン歌舞伎「三人吉三」を映像化した新作。
上演期間が3週間と長く、劇場も若干多めです。
今ままでのシネマ歌舞伎と異なるのは、シーンをカットしている事。
元々の舞台は3時間以上ありますが、映画は2時間半に短縮。
違和感が全くないわけではありません。


今回も地元の映画館で観てきました。
前回は、一週間の期限上映だったから、初日だったからか
やけにジジババに取り囲まれて映画を観ると言う
なんとも不思議な状況だったのだけれど

今回は、3週間の上映期間があることと、一週間過ぎていたからか
意外に空いてましたし、若い人もチラホラ。
逆に、プログラム売り場が長蛇の列だったけど。
あえてエグゼクティブシートを追加料金を払って選択。
一度試したかったので(笑)。
シートも違うし、なによりリクライニングする。
隣との間隔が広く、マイシート専用の台が隣にある。
でも、このリクライニング・・・座りにくいな(笑)。

隣のおばあちゃんは気持ち良かったんでしょうねぇ・・・。
リクライニングさせて、途中寝てましたよ。

iphone/image-20150705110905.pngさすがはコクーン歌舞伎
本水使いまくりだし、雪降りまくり。
雪って言っても紙だけどね。
あれは片付け大変そうってシーンが多い。

やはり18代目の勘三郎丈が
タッグの相手に串田和美を選んだだけの事はある。
初演時にコクーンの芸術監督が串田さんだったんですよ。

別とバッティングしてしまって
実際に観に行けなかった作品だけに
カットされていても楽しみな1本ではありました。

白浪物と言われる作品の一つですが、
この三人吉三は、好きな作品の一つです。
何回か見てますが、時蔵さんのお嬢は綺麗だったなぁ。
気を付けないと弁天小僧になっちゃうんですよ。

若手に世代交代をし、彼らだから作り上げられたような作品になっていました。
たぶん、海老蔵や染五郎だったら、もう少し変わっていたのだろうと思います。
そして、コクーン歌舞伎だからこそ出来た作品でもあったように感じました。
ただ、松也君のお坊は・・・整いすぎてて違和感あるんだよね。
幸四郎さんなんて、根性悪そうだったもんなぁ(笑)。

通常の歌舞伎では、あれだけの本水を使うことは余りないし
まず、客席まで巻き込むような量の雪が降ることはありません。
画面で見ていても、思わず引いてしまうくらいの雪が
スクリーンを覆いつくしてしまうような状態で・・・もうビックリ。
完全に客席の2列目くらいまでは雪が降ってましたし
お客様、雪まみれになってましたもの。

結構、邪魔にならない所にカメラを仕込んで撮影していたみたいです。
大変だったんじゃないですかねぇ・・・。

串田さんが「現代のチンピラ風」と言った三人の吉三。
公演ポスターも、そんな風な写真が使われていました。
映画のポスターは、若干違いましたけどね。
江戸時代で言うなら盗人、現代で言えばチンピラかもしれません。

若手になったからこそ、コクーンだからこそ
正統派の歌舞伎ではなく、現代風の歌舞伎を作り上げ
通常なら七五調のセリフ回しも、今回は若干違う。
ただ、元々を見慣れた人間にはチョットだけ慣れない(笑)。
でも、これをキッカケに歌舞伎に足を運んでくれる人が増えるなら
それはそれで嬉しいかなぁと思ってはいます。

今回も、現代劇の役者さんが何人か出ておられます。
違和感がないと言ったらウソになりますが、妙にハマってます・・・画面に(笑)。
そして、中村座やコクーン歌舞伎の舞台には欠かせない存在となった
笹野高史さんに至っては、歌舞伎役者なんだか現代劇の役者なんだか
だんだん分からなくなってきています。
最近は違和感なくハマってますもん・・・画面にね。
私が思うに、18代目中村勘三郎は息子たちに
素敵な先輩を残してくれたんだと思いますね。

18代目が付けたそうで、プログラムにも「屋号=淡路屋」の文字が入っています。
そう、笹野さんの出資は淡路島。
そして、名産の玉ねぎが苦手な事でも有名な方です(笑)。

【あらすじ】
夜鷹のおとせが客の落とした百両を返そうと夜道を歩いていると、
盗賊のお嬢吉三が現れて金を奪い、おとせは川に突き落とされてしまう。
そこへ別の盗賊・お坊吉三
が現れ争いになるが、
盗賊の和尚吉三が仲裁して三人は義兄弟の契りを交わす。
青菜売りの久兵衛がおとせを助け、父親・伝吉のもとへ送り届けると、
そこには
行方不明になっていた息子の十三郎が世話になっていた。
十三郎とおとせは恋仲になるが、久兵衛の話から伝吉は二人が兄妹であることを知る。
お坊吉三も伝吉・和尚吉三親子と名刀・庚申丸を巡って因縁があったが、
そうとは知らず百両を巡ってお坊は伝吉を斬り殺す。
お嬢・お坊吉三の逮捕を頼まれた和尚吉三は、

どうせこの世では一緒になれない身の上の十三郎・おとせを憐れんで殺し、
その首をお嬢・お坊両吉三の首と偽ってお上に差し出すが、発覚して捕えられる。
お嬢・お坊両吉三が和尚吉三を救い出すも命運尽き三人は互いに刺し違える。

【キャスト】(敬称略)
和尚吉三/中村勘九郎
お嬢吉三/中村七之助
お坊吉三/尾上松也
木屋の手代十三郎/坂東新悟
伝吉娘おとせ/中村鶴松
海老名軍蔵/真那胡敬二
八百屋久兵衛/真那胡敬二
金貸しの鷺の首の太郎右衛門/大森博史
捕手頭長長沼六郎/大森博史
安森家来弥次兵衛/笈田ヨシ
堂守源次坊/笈田ヨシ
土左衛門伝吉/笹野高史
木戸番人時助/笹野高史
砥師与九兵衛/片岡亀蔵

2014年6月 シアターコクーンにて収録
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コメント 6

moz

歴史のあるエンターテイメントの歌舞伎ですよね。
時代時代でその時にあった演出をし、そのときならではのコラボなどもしていくのでしょうね。伝統芸能だけれどそこのところは能などとは違って柔軟性がありますよね。
俳優さんとの境もなくなっているような感じもします。
隣のおばあさん、気持ちよかったのでしょうね ^^
by moz (2015-07-06 06:59) 

瀬木あおい

>mozさん

niceとコメントありがとうございます

時代にノル勇気も必要なのかもしれません。
かつては、現代劇の演出家が歌舞伎座で演出なんて
あり得ない話ではありました。
そこに切り込んだのは18代目の勘三郎丈。
彼がいなければ、こういう挑戦は生まれなかったと思います。
今、勘三郎丈が生きていたら、更に歌舞伎は面白くなっていたかも。
若手が、彼の意志を継いでくれることを願います。

お隣のおばあちゃんは、心地よかったみたいです。
まぁ、あのシートなら眠くなるかもしれないです。

by 瀬木あおい (2015-07-09 22:17) 

瀬木あおい

>wattanaさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-07-09 22:18) 

瀬木あおい

>newtonさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-07-09 22:18) 

瀬木あおい

>makimakiさん

niceありがとうございます

by 瀬木あおい (2015-07-09 22:19) 

瀬木あおい

>yanさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-06 21:52) 

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