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彩の国シェイクスピア・シリーズ『ハムレット』 [演劇]

市村正親さんと篠原涼子さんの出逢いの作品である『ハムレット』
蜷川幸雄さん演出の彩の国シェイクスピア・シリーズとして2001年上演作品。
2007/12/23 NHK教育で放送された時に録画しておいたものを本日観ました。

細かいセットも無く舞台も衣装も実にシンプル。
劇場が狭く、お客様の反応が凄く近いので、なんだか公開稽古を見ているみたい。

若くは無いのに、違和感なくハムレットに見えてしまう市村さんの凄さ。
久々に力強いと言うか鬼気迫るハムレットを観た気がします。

オフィーリアの篠原涼子さんは、早口になると台詞が少し聞き取りにくいかな。
気が触れた時の演技は、ホントに何かに取り付かれてるみたいだけど、
ふと見せる表情や仕草が可愛らしい。
なんだか市村さんが惚れてしまったのも納得。

観客でも数時間で役者の魅力に惹きつけられるんだもの、
稽古から何ヶ月も一緒だったら恋に落ちる人も居るよねぇ。

フォーティンブラス役は成宮寛貴さん。
暴走族ばりにバイクの後部座席に乗って登場。
時代的に無理があるでしょ(笑)。
フォーティンブラスと言えば、舞台の最後に登場する重要なキャラ。
ひとり壇上でハムレットの遺体を片付ける事を命ずる姿に
「良い目するなぁ」と思わず呟いてしまいました。
ときどき蜷川演出作品に出てるので、いつか生で観る機会もあるかな。

ガートルード役の夏木マリさんは似合いすぎて。
ハムレットに責められるシーンでは、ギリギリのドレスが脱げるのではないかと
見てるこちらがドキドキでした。

蜷川幸雄さん演出の『ハムレット』はル・テアトル銀座で
真田広之さんのハムレット、松たか子さんのオフィーリアで観た事があります。
あの時は劇場も広かったし、もう少しセットもあったなぁ。
マントを翻し階段を駆け上がり下りる真田さんが格好良く
松さんのオフィーリアは可憐でした。

どっちが好みかと言えば、真田さん&松さんバージョンかな。

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