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東京都美術館『冷泉家 王朝の和歌守(うたもり)展(前期)』を観てきました [展覧会]

091107_1050~0100010001.jpg「せっかく上野まで行くんだし~」って事で
少し早めに家を出て東京都美術館に寄ってきました。

現在『冷泉家 王朝の和歌守展』を開催中。
前期が~11/23、後期が11/24~12/20で
展示品も総入れ替えするとの事。
出来れば後期も観たいな~とは思っています。

窓口では前後期券も発売されているらしいのですが、
今回は上野駅構内のチケット売場で当日券を購入。

明月記は全巻が巻物状態で並んでおり、中をみせているもののありました。
いろいろな紙を使用した歌集は、時代をうつしているのか
ものにより紙の質など違いましたし、字も人それぞれだなぁ感じました。
繊細な人からダイナミックな人までね(笑)。
短冊や、歌集、軸まで色々なものを生で見られるのは良いものですよね。

七夕の際に使う星の座が実際に再現されていたり、四季折々に冷泉家が行っている
数々の儀式などをVTRやパネルにまとめて紹介されたりもしていました。

しかし…待ち時間もなければ見えないと言う事もない
人気ないのか?と言わざるを得展示会でしたけどね(笑)。
確かに、仏像とかと違って和歌集ですから地味なんですけど。
なかなか見られないものだから、今回はチャンスだと思いますけど。

チラシによると

 和歌~やまとうた~は長期にわたり日本文芸の首座を占めつづけてきました。
なかでも天皇や院の命で編まれる勅撰(ちょくせん)和歌集は宮廷文化の華であり、
その撰者になることは、歌人にとってこのうえない名誉でした。
冷泉家は、三代つづけて勅撰選者となった藤原俊成(しゅんぜい)、定家(ていか)、
為家(ためいえ)を祖に持ち、歴代が宮廷や武家の歌道師範をつとめた家柄です。
京都御所にほど近い、現存最古の公家住宅である同家の蔵には、800年の
伝統のなkで集積されてきた勅撰集、私歌集(個人の歌集)、歌学書、古記録などが
収められ、いまなお「歌の家」として尊崇を集めています。それらの書物は
「冷泉家時雨亭叢書」として刊行され、このほど全84巻の叢書が完結したのを機に、
冷泉家が守り伝えてきた貴重な典籍や古文書類の精髄をお目にかけるのが本展です。
俊成筆『古来風躰抄(こらいふうていしょう)』、
定家筆『古今和歌集 嘉禄二年本(こきんわかしゅう かろくにねんぼん)』
『後撰和歌集 天福二年本(ごせんわかしゅう てんぷくにねんぼん)』
『拾遺愚草(しゅういぐそう)』『明月記(めいげっき)』の国宝5点をはじめ、
展示替えを交え約400点もの国宝・重要文化財が公開される初めての機会です。
また、天皇の書「新翰(しんかん」も披露されます。天皇から授かった御衣(おんぞ)で
表装された華麗な作品群は、見る者を一気にみやびな世界へいざなうことでしょう。


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瀬木あおい

>takagakiさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2009-11-08 18:46) 

moonave

>う~ん、素晴らしい芸術満喫の休日ですね。ワタシも昨日乗り換えのため上野に降り立ったんですよ('-')
この美術館の広告を駅で見て、珍しいのやっているんだなと思っていました。
私事ですが大学でこの手のものを専攻してましたので、「冷泉家」や「和歌集」「藤原」という言葉が非常に懐かしく感じました。
by moonave (2009-11-08 20:51) 

瀬木あおい

>moonaveさん

niceとコメントありがとう

久々に美術館巡り+バレエ鑑賞してきました。
どんだけ行くんだ?って感じですが(苦笑)。
冷泉家、明月記全巻並ぶと迫力ありましたよ~。
12月までやってますので、興味があればぜひ(^^)
by 瀬木あおい (2009-11-09 08:32) 

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