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三銃士@帝国劇場 その2 [ミュージカル(東宝)]

二度目の『三銃士』を観に帝国劇場へ行ってきました。
暑いし帰省ラッシュの下りピークとか言う割には
電車は行きも帰りも思ったより空いていました。
ただ…節電ダイヤだからホームでの待ち時間が長い。
今日は蒸し暑かっただけに、待ち時間がチョット辛かったです。

【キャスト】(敬称略)
ダルタニャン:井上芳雄
アトス:橋本さとし
アラミス:石井一孝
ポルトス:岸祐二
ミレディ:瀬名じゅん
ロシュフォール:吉野圭吾
リシュリュー卿:山口祐一郎
ルイ十六世:今拓也
アンヌ王妃:シルビア・グラブ
コンスタンス:和音美桜
バッキンガム公爵:伊藤明賢
進行役/ジェイムズ:坂元健児

前回から2週間くらい経ち、出演者にもアドリブの余裕。
観る側も2回目になると周りを観まわす余裕がありますね。

前回は開幕から期間も短かったし、作品自体が日本初演なので
出演者が役柄を自分のものにしきれていない部分もあったのかもしれません。
節電で公演回数も今までに比べたら少ないですしねぇ。
それでも、やはり微妙だなぁと感じる部分はありますが
なんとなく理由が見えてきた気がするものもありました。

山口リシュリューがロックにノリきれないのは、歌い方だけではなく
歌詞がすっごく字余りなんだってことに今更ながらに気付きました。
あれはロックミュージシャンでもノレない気がしてきた。
歌詞と一緒の試してみたんですが・・・私でもノレないです・・・あれは。
踊れていないのは、リシュリューが祐一郎さんだからです(笑)。

吉野ロシュフォールは、剣さばきは確かに様になってます。
何が微妙なのかと言えば、ダンスのフリですよねぇ・・・たぶん。
アンサンブルよりダンスが地味なんだよなぁと思って
実は片目なので普段のダンスは不可能かも?と思えてきました。
片目閉じてまっすぐ歩くのも難しいですもんね・・・。
そう考えると、あの銀橋を平然とダルタニャンと剣を合わせながら渡るって
かなり器用なんじゃないでしょうかねぇ。
前回よりはカッコいいかなぁとは思いますが、やっぱり踊ってくれないと消化不良。

坂元ジェームスが・・・実は同性愛者だった?って疑問が増えました。
バッキンガム公がアンヌ王妃との面会を終え出て来て、
親衛隊と一騒動の後で、三銃士がバッキンガムを送ろとする場面。
アトスがジェームスを見て一言
アトス「気持ち悪いんだよ このとっちゃん坊やが!」
ジェームス「どうせ・・・とっちゃん坊やですよっ」
実は、私もアトスと同じで”とっちゃん坊やだよなぁ”と思ってました(笑)。

この後、アトスがジェームスをじ~~~っと見るんですが
ジェームス「この人 いやらしい目で見てる~っ」
アトス「見てねぇよ!」とアトスが去っていく
ポルトスが、そんなジェームスを見てると
ジェームス「この人も いやらしい目で見てる~~」
ポルトス「見てねぇよっ!」とやっぱり去っていく。
アラミスはバッキンガム公に真っ先に付いて去って行っちゃうから
ジェームスの相手はしないんですよね。

ジェームス「彼はいつも真剣でした○○の時も・・・○○の時も(丸の中は女性名です)
       そろそろ私に気付いてっ ジョ~~~ジ~~~っ」て
え~~~~~っ ジェームスの片思いだよねぇ????って状態に突入。
この会話、元々のセリフなのは「彼はいつも真剣でした。○○の時も、○○の時も」
って部分だけだと思われます。
だって、前回と会話が一緒なのがソコだけなんだもの。
このアドリブを投げる方もだけど、受ける方も凄いですよねぇ。

この場面ではハプニングもありました。
実は、アンヌ王妃がバッキンガム公に手渡した宝石箱を取りあうという
すごく激しい立ち回りのシーンなんです。
バッキンガム公が予想以上にカッコ良く見えたのはココで剣を抜いた時でした。
さらに元体操部の坂元ジェームスが見事な側転を見せるのもココ。
この場面、みんなカッコいいんですよ。
この宝石箱が・・・オケピを覆うネット上に落下してしまうと言うハプニングが発生。
思わずコンスタンスやジェームスたちが「あぁ~~~っ」と声を発した瞬間
何もなかったように指揮者の西野さんはネット上を転がってきた宝石箱を取り
舞台のコンスタンス達に向かい投げ返すと言うナイスフォローを見せました。
さすが指揮者は冷静でした。

他にもアトスが振り返ったらアラミスのドアップって時に
アトス「うっ 濃いっ」と一言言ったのも完全にアドリブです。
確かにアラミス濃い顔ですけどねぇ・・・ハッキリ言われると(苦笑)。

他にも二幕の初めに進行役の坂元さんが山口リシュリューに大サービス。
このシーン、リシュリューがのけぞるのですが・・・大サービスだったおかげで
のけぞってる時間がいつもよりも長い。
辛くなってきたリシュリューの背中を予定外にもロシュフォールが支えに入った。
これは完璧にアドリブなのですが、さすがリシュリューの親衛隊長だけあるね~~~。
あれは見事な連携だと思いましたよ。

さすがに回数を重ねて来て自分たちにも余裕が出てきた結果がアドリブなんでしょうね。
そして、この作品に欠かせないのは坂元さんなんだと思います。
進行役でもジェームスでもお客様を楽しませるサービスが凄い。
前回よりも今回の方が色々とパワーアップしていて何倍も楽しめました(^^)。

今日は昼のみの公演日(だったらしい)。
昼のみの日は、終演後に出演者が募金箱を持ち出入口に。
今日は三銃士+石田佳名子さんが募金担当でした。
舞台に同じようなセリフがあるけど、一人に絞れない私・・・(笑)。
悩んだ結果、石井一孝さんと橋本さとしさんの箱に半分ずつ募金。
だって・・・どちらも同世代の高身長のイケメンですからねぇ。
(岸さんに無いのはなぜ?って・・・金額が3等分出来なかったんです)

最高の笑顔付きで石井アラミスに「ありがとう」と言われた時は
あまりの眩しさに・・・”倒れそう”と本気で思いました(爆)。
もちろん橋本アトスも大人の微笑み付きで「ありがとう」って言ってくれたのだけど
どっちもタイプは違うんだけど私にとってはストライクゾーン内なんですが
今回は完全に石井アラミスの勝ちでしたねぇ。
今もあの笑顔がハッキリと思いだせる状態ですもん。


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コメント 3

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-08-13 22:40) 

瀬木あおい

>yanさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-08-13 22:42) 

瀬木あおい

>まるこさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2011-08-13 22:43) 

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