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METライブビューイング「カヴァレリア・ルスティカーナ」@東劇 [映画]

アンコールを観るきっかけになった
マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」を観てきた。
日本語にすると「田舎の騎士道」と言うことになる。
この作品、ヴェリズモ・オペラと言われるよう

タイムテーブルに書かれていたヴェリズモ・オペラの説明はこんな感じ。
ヴェリズモとはリアリズム、真実主義の事。
市井の人々の生々しい現実をオペラにしようと19世紀末に
イタリアで誕生した様式。むき出しの感情表現が特徴。

曲があんな感じだったので
喜劇だとは思っていなかったけど
ここまでの悲劇だったとはねー。

今回は10時10分ごろに東劇に到着。

チケットを発券し、入口でタイムテーブルを貰い
トイレを済ませ、飲み物を購入してから席へ。
もう、このまま最後まで動かないって言う準備(笑)

今回は、まず予告。
そのあと、オープニング解説があって、本編(全一幕)、
カーテンコールまでで78分。
役者のインタビューがあって、シーズン予告、指揮者のインタビュー後
劇場の灯りがついて休憩タイムとなります。

前回の「椿姫」と同じくらいシンプルな舞台。
あっちは真っ白な舞台だったけど、こちらは真っ黒に近い舞台。
時に教会になり、男の母の店になり、色々なものに姿を変えていきます。

「カヴァレリア・ルスティカーナ」は不倫が引き起こす悲劇の物語です。
簡単にあらすじを語れば
男は、人妻である元恋人と逢瀬を重ね、
男の婚約者は怒りのあまり、男の元恋人の夫に告げ口。
結局、男は元恋人の夫に決闘で殺されることになり
男の婚約者は激しく後悔すると言うもの。

はっきり言って重たい作品です。
あらすじについては、気になるかたはネット検索してみると良いかと思います。

私が思うに
「婚約者に冷たくさえしなければ、この男・・・死ぬことは無かった」
です。

終わり方が実にアッサリなんで驚きましたけど。
悲劇ではあるけど、短いので
オペラ初心者には良い作品かもしれないです。

はっきり言って感想を書きにくい作品ではありますねぇ。

【キャスト】(敬称略)
トゥリッドゥ/マルセロ・アルヴァレス(テノール)
サントゥッツア/エヴァ=マリア・ヴェストブルック(ソプラノ)
アルフィオ/ジョージ・ギャグニッザ(バリトン)

指揮/ファビオ・ルイージ
演出/デイヴィッド・マクヴィガー

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場
2015年4月25日収録


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コメント 5

瀬木あおい

>xml_xslさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-27 21:19) 

瀬木あおい

>Ujiki.oOさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-27 21:19) 

瀬木あおい

>wattanaさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2015-09-27 21:20) 

yan

>むき出しの感情表現が特徴。

ボクは「劇中ぐらい、夢見たいよね」主義。
ちょっとこの作品は合わないかもです。
by yan (2015-09-27 23:36) 

瀬木あおい

>yanさん

niceとコメントありがとうございます

基本的にオペラは劇中で夢が見られない
と言うパターンが多いかもしれないです。
このタイプ、歌舞伎で見慣れているせいか
あまり違和感を感じないんですよねぇ(笑)。
演劇だと夢は見たいかなぁと思いますけど。
by 瀬木あおい (2015-10-01 21:40) 

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