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『茅ヶ崎のてっちゃん』(かしわ哲)【講談社文庫 か‐104】 [読書日記]

090131_1315~010001.jpg近くの書店の店員さんオススメ本なんです。

懐かしい感じの表紙とタイトルに惹かれ
平台に置いてあった本を手に取ってみたところ
「地元が沢山出てきて面白いよ(^^)」と店員さん。
売ってる人が面白いと言うならと購入してみました。

エッセイっぽい感じもしますけど
一応小説で7つの物語が収められています。



物語は昭和30年代。
主人公のてっちゃんが小学4年~5年位の話です。
てっちゃんは兄2人、姉1人の末っ子。
両親との6人家族ですが、家族以外の人が常に居る家。
何も出来ないサラリーマンの父、もてなし上手の母
さらには親戚のおばさんに居候、近所の人たちなどが登場。
父を筆頭に身勝手な人達が大集合。
読む人により感じ方は色々だと思いますが、
私は憎めないキャラだなぁと思いましたね。

てっちゃんと私は20年位の差がありますが、
小説の中には自分良く知る街並みがありました。
ラチエン通りや異人館踏切、134号線、
ステンレス車両にはなりましたが、
今も緑とオレンジのラインの湘南電車。
(かつての“みかん電車”は藤沢駅ホームに
キオスクの店舗として再現されています。)

登場する本屋、魚屋、肉屋、学校なども
あの辺りだなぁなんて思いながら読みました。
ラチエン通りから見る烏帽子岩、海辺の風景。
てっちゃんの家がある辺りを知っている人なら
楽しめる作品だと思いますよ。

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瀬木あおい

>aspirebeatさん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2009-02-01 14:41) 

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