幻想耽美-現在進行形のジャパニーズエロチシズム@Bunkamuraギャラリー：あおいの感激日記：SSブログ

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幻想耽美-現在進行形のジャパニーズエロチシズム@Bunkamuraギャラリー　[展覧会] [編集]

ミュージアムを出て、１階に戻って来た所
入口のギャラリーで何やらやっている。
近づいてみたら・・・こんなポスター。

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　耽美主義とは、表現されている事象の思想や善悪を問うことではなく、
その美的享受及び形態のみに最上の価値を置く、
19世紀後半ヨーロッパに広まった芸術思潮です。
オスカー・ワイルドや江戸川乱歩、夢野久作、澁澤龍彦などに象徴される
異端や幻想的な表現は、進歩的なアンチテーゼを醸ししてきました。
耽美主義は、エロス（性）とタナトス（死）の両義性を主軸とした
古代ギリシャより現代に至るまで、表現者の普遍的なテーマでもありました。

　日本でも平安時代より民間で定着していたお伽草子や怪談などが親しまれており、
世界にも類例のない独自表現世界が確立されました。
画壇を中心とした保守的な作風が主流を占めていた時代に挑発的な表現で時代に
風穴を開け、時代を切り開いた日本のルネサンスであり、アングラ演劇や
サブカルチャー、現代のクールジャパンに至るまで影響をもたらしています。

　本展ではその系譜を継承する次世代の36人の作家たちによる
絵画・イラスト・人形作品など展覧販売します。
刺激的な表現と陶酔を誘う根源的な美。
日本の土壌から生まれた36作家による
魅惑的な幻想耽美の世界に是非お立ち寄りください。

なんて事がHPにも書かれていたので、
立ち寄ってみちゃったわけですよ。

HPによれば、今回出品を予定されていたのが

(平面)
東學、大友暢子、佳嶋、金子國義、黒木こずゑ、桑原聖美、沙村広明、
須川まきこ、空山基、多賀新、たま、成田朱希、根橋洋一、長谷川友美、
林アサコ、林由紀子、林良文、古川沙織、町野好昭、丸尾末広、
森口裕二、山本タカト、山本じん、吉田光彦
(立体)
上野シゲユキ、オカムラノリコ、恋月姫、甲秀樹、清水真理、神宮字光、
Dollhouse Noah、中嶋清八、衣(hatori)、三浦悦子、森馨、矢沢俊吾

はっきり言って、わかる人にしか分からない世界で
展示品のほとんどがエロい・・・それもチョット変わった方向に。
ここ、普通のブログなんで詳細は語りませんよ(^^;)。
でも、私こういう耽美な世界嫌いじゃないし（って、衝撃発言だったか？）。

絵もあれば、人形もいるし、
妙に色気を振りまいてるのがいるかと思えば
ホラーチックなのがあったり。
和風なのも洋風なのもあるし、男だか女だかわかんないのも。
まぁ、私的には観てるのは楽しかったですけどね。
特に、ポスターになってる人形は意外に小さいんです。
よく、ここまで細かく作ったなって感心しちゃう。

空山基さんのイラスト、綺麗でしたねぇ。
なんか色合いとかが好き。
３枚セットになっていた作品はキャラが凄く可愛らしい。
普通の恰好じゃないんだけどね。
１枚ものは、かなり際どかったですが、彼らしいタッチでした。
あの３枚もの、もう少し小さくてリーズナブルなら欲しかったくらい。

そんなことを思いつつ会場内をうろついていたら
お隣を若いカップルが通り過ぎて行きました。
この会場でカップルって珍しいから目についたのですが
作品見て絶句・・・そのまま無言で出ていかれました。
そりゃそうでしょうよ（苦笑）。
男女で来て、これを笑い飛ばせるって言ったら
そうとう付き合いが長いご夫婦か
二人とも耽美な世界が好きとかでしょうよ。
あまり耽美好きカップルって知らないけどねぇ。

ポスターで怪しげな空気出てますけどねぇ（笑）。
あの二人、なんで入って来ちゃったんだろう？
実は、その後に女性二人組がいらして・・・同じような行動されました。

会場内で作者の本を真剣に眺めている若い男性を見かけましたが
彼は、完全にコチラの世界の方でしたね。
だって、同じような匂いがしましたもの。

乱歩や夢野久作の世界がお好きな方なら
たぶん、このギャラリー展示は楽しめると思います。
同じ匂いを感じた方、ぜひお立ち寄りください。
２８日まで開催しています。