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「イノセント・ゲリラの祝祭」(海堂尊)【宝島社文庫 Cか-1-7&8】 [読書日記]

幻の短編「東京都二十三区内外殺人事件」をプラスした全面改稿版です。

【あらすじ】(裏表紙より)
東城大学医学部付属病院4階。
万年講師の田口公平は、いつものように高階病院長に呼ばれ、
無理難題を押しつけられようとしていた。
「お願いがありまして…」そう言って取り出した
依頼状の差出人はあの火喰い鳥、白鳥圭輔。
厚生労働省で行われる会議への出席依頼だった!

厚生労働省のロジカル・モンスターこと白鳥圭輔から
呼び出しを受けた田口公平は、医療事故調査委員会に出席するため、
日本の権力の中心地、霞ヶ関に乗り込んだ。
だがそこで田口が目にしたのは、崩壊の一途を辿る
医療行政に闘いを挑む、一人の男の姿だった!
累計780万部を突破する田口・白鳥シリーズの、新たな展開に注目!
大人気メディカル・エンターテインメントシリーズ第4弾!


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「陰陽師 付喪神ノ巻」(夢枕獏)【文春文庫 ゆ-2-5】 [読書日記]

これも前に読んだもので、7話収録されています。
陰陽師シリーズの感想に、もう少しお付き合い下さい。


【あらすじ】(裏表紙より転載)
丑の刻、貴船神社に夜毎現われる白装束の女が鬼となって、
自分を捨てた男を取り殺そうとする。
そんな男の窮地を救うため、安倍晴明と源博雅が目にしたものは!?
女の悲しい性を描いた「鉄輪」他、全七篇。
百鬼夜行の平安時代 魍魎たちに立ち向かう
若き晴明と博雅の胸のすく活躍、魅惑の伝奇シリーズ第三弾。



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「ブラックペアン1988」(海堂尊)【講談社】 [読書日記]

久々に海堂作品を掘り出しました。
文庫では無く、前に買った単行本です。


【あらすじ】(帯より転載)
外科研修医世良が飛び込んだのは君臨する“神の手”教授に
新兵器導入の講師、技術偏重の医局員ら、策謀渦巻く大学病院…
大出血の手術現場で世良が見た医師たちの凄絶で高貴な覚悟 。


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「あおば鰹 料理人季蔵捕物控」(和田はつ子)【時代小説文庫 わ-1-4】 [読書日記]

今回も4話ものです。


【あらすじ】(裏表紙より転載)
初鰹で賑わっている日本橋・塩梅屋に、頭巾を被った上品な老爺がやってきた。
先代に“医者殺し”(鰹のあら炊き)を食べさせてもらったと言う。
常連さんとも顔馴染みになったある日、老爺が首を絞められて殺された。
犯人は捕まつたが、どうやら裏で糸をひいている者がいるらしい。
季蔵は、先代から継いだ裏稼業“隠れ者”としての
務めを果たそうとするが…。( あおば鰹 )
義理と人情の捕物帖 シリーズ第三弾、ますます絶好調。


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「陰陽師 飛天ノ巻」(夢枕獏)【文春文庫 ゆ-2-4】 [読書日記]

以前読んだ本の感想を、不定期ですがアップ予定です。
こちらも2~3年前に読んだ陰陽師シリーズで、
7篇からなる短編集です。
滅多に再読はしない私も、このシリーズだけは別ですねぇ。

完成間近の広目天の足元から消えた天邪鬼。
成仏出来なくなった僧(白拍子に懸想し成仏出来ない僧もいる)など
今回も色々な妖しが沢山登場します。

博雅と晴明が今回も活躍しています。
やはり、このシリーズには欠かせないキャラが源博雅。
晴明が対応に悩むときに無意識にヒントを与えていたり
晴明に所望されて得意の笛を披露したりしてます。
博雅の笛は鬼にもらった葉双(はふたつ)というものなのですが
この笛の音は、一度聴いてみたいなぁと思います。
夢枕さんの描く博雅は、真っ直ぐで優しい男ですよ(^^)。

【あらすじ】(裏表紙より転載)
「童子のあやかしが出没し、悪さを働いているようだな、博雅」
「よし。では、ゆくか晴明よ」。われらが都を魔物から守れ。
百鬼が群れる平安京の闇の果て、幻術、風水術、占星術を駆使し、
難敵に立ち向う希代の陰陽師・安倍晴明。
笛の名手・源博雅。
名コンビの活躍、すがすがしくて、いと、おかし。
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「陰陽師」(夢枕獏)【文春文庫 ゆ-2-1】 [読書日記]

随分前に読んだもので、何度も読み返している一冊です。
6篇の短編集で、何処から読んでも問題はありません。
ただ、最初から読んでいく方が、人間関係はわかるかも。

帝の琵琶“玄象”を盗み、羅城門の上で弾く鬼や
口の無い女、絵から抜け出した女、死ぬに死ねない女
人魚の肉を啖い、年をとらなくなった女などが登場します。
晴明が知っている人もいれば、初対面のヤツも。
(ほとんどが初対面ですけどね~)
しかし、見事に難題を解決する晴明はカッコいい。
また自慢気じゃないのが良いですよね~。

しかし、平安時代って、
どんだけ妖しいものが街をウロついていたんでしょうか?
かなり気になります。

【あらすじ】(裏表紙より転載)
平安時代。
闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、
同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、
息をひそめて一緒に住んでいた。
安倍晴明は従四位位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。
死霊や生霊、鬼などの妖しのものを相手に
親友の源博雅と力を合わせ、この世ならぬ
不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。
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「庖丁ざむらい 十時半睡(とどきはんすい)事件帖」(白石一郎)【講談社文庫 し-4-5】 [読書日記]

かつてNHKでテレビドラマ化された十時半睡事件帖です。
ドラマでは島田正吾さんが半睡をやっておられました。
「捨て置け 捨て置け」とウツラウツラされる姿が印象的でした。

【あらすじ】(裏表紙より転載)
黒田藩の要職を歴任して、いまは隠居の身の十時半睡だが、
藩の生き字引として尊敬を受け、藩士にからんだトラブルの相談が
しばしば持ちこまれる。
刀剣マニア同士の悲喜劇、ノミの夫婦にまつわる騒動など、
泰平の武士の人間的な側面に対して半睡が、
経験によるさばけた“十時さばき”を示す連作集。

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「悲桜餅 料理人季蔵捕物控」(和田はつ子)【時代小説文庫 わ-1-3】 [読書日記]

今回も4作からなっていて、今回も四季の物語。
美味しそうな料理が沢山登場します。


【あらすじ】(裏表紙より転載)
義理と人情が息づく日本橋・塩梅屋の二代目季蔵は、
元武士だが、いまや料理の腕も上達し、季節ごとに、
常連客たちの舌を楽しませている。
が、そんな季蔵には大きな悩みがあった。
命の恩人である先代の裏稼業“隠れ者”の仕事を正式に継ぐべきかどうか、だ。
だが、そんな折、季蔵の元許婚・瑠璃が養生先で命を狙われる…。
料理人季蔵が、様々な事件に立ち向かう 書き下ろしシリーズ第二弾、ますます絶好調。


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「八朔の雪 みをつくし料理帖」(高田郁)【時代小説文庫 た-19-1】 [読書日記]

4章に分かれてはいますが、少しづつ話が繋がっています。

【あらすじ】(裏表紙より転載)
神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。
店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大阪で、
少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。
大阪と江戸の味に戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、
日々の研鑽を重ねる澪。
しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、
名料理屋「登龍楼」が非道な妨害を仕掛けてきたが…。
料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と
それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!

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「新参者」(東野圭吾)【講談社】 [読書日記]

職場の同僚から借りた本を読み終えました。



9つの章からなる作品ですが、中心は小伝馬町で起きた殺人事件。
日本橋署へ配属になった加賀が、各章ごとに
異なる人物を訪ねて人形町を歩き回ります。

各章に出てくる人達は、被害者の知り合いではなくても
お互い何処かでで繋がっていたりします。
最終的に第9章で犯人が判明しますが、前に8章も必要か?
と思う部分は無くもないですね。
発端が殺人事件じゃなくても…って感じでしたし。

【あらすじ】(Amazonの紹介文より引用)
日本橋、江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、
ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。
「どうして、あんなにいい人が…」
周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、
未知の土地を歩き回る。
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